これは、よかった!
同じ、“帝国ホテルもの” と言えど、以前読んだ こちら とは、また だいぶ違った感じでしょうか…。
なにしろ、お書きになったのが、 今回は、直木賞受賞作家の村松先生。
従って、ものすごく歯切れの良い文章で、わかりやすいったら ありゃしない。
一発で、村松先生の文章のファンになってしまいました。
今回、取りあげられているのは、実に 20名もの、プロの方々。
みなさん、帝国ホテル = ニッポンの顔 という伝説を創り上げられてきた プロ中のプロばかりですから、
1編ごとに 勉強になることばかりです。
言わば、自分の職責 = その方の人生観そのもの って、いうスケールになっていて、
これほど、自分の職場に誇りを持って 我が身を捧げる企業(?)って、他にあるのかなぁ・・・
と、正直思ってしまいました。
中でも面白かったのが、最後の最後にトリを務められる 椎名さん(施設・情報システム役員)。
帝国ホテルって、自給自足が原則なんですって (驚)。
だから、帝国ホテルで発明されて、商品化に至り、国内外のホテルにおいて普及したものが、
結構あるらしいですよ。
中には、椎名さんが かつて、胃カメラを飲んだ時に ひらめいた 読書灯とか…(笑)。
なにしろ、(実際泊まったことがないもので、わからんのですが)帝国ホテルには、ワタシが想像していた以上に
ポジションが細々と分かれていて、 それぞれに その部門のプロがいらっしゃるようです。
そして、奥深い “職人魂” が集結して、ホテルの風格を築かれているんだなぁ~、 と 圧倒されてしまいました。
実のところ…
この本を携えて 帝国ホテルに潜入し、「あーー、○○さんだ~!」と、本人探しをやってみたくなります(笑)。
だって、みなさん、とっても魅力的なんですから!