めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

死命(薬丸 岳)

2013-09-04 22:43:42 | 本(まあまあ) ま・や・ら・わ行の作者

なぜか欠かさず読んでしまう、薬丸作品。
このところ、不調(?)の気配が漂っていたよーな感じでしたが、
今回の は、どうして なかなか… 本来の薬丸節が戻ってきたように思いました。

主人公=捜査1課の刑事(蒼井)も、追われる 連続殺人犯(榊)も共に、
余命いくばくもない 末期癌患者同士。
という、2人ともそれぞれが限界まで 何を求め続けるのか… ?! という
人生を締めくくる価値観に焦点を当てた 展開となっております。

まぁ、それだけに、ミステリーにありがちな“期限”が 更に緊迫している分、
ところどころの 強引さ=不自然さ(?)は、若干否めませんでしたが、
勢いで読んでしまえば、総括して及第点なのではないかと・・・。

1冊読み終えてみて、全体の印象が まぁまぁということであれば、
どうやら、本来の薬丸センセイの持ち味が 復調されているのだ♪ と、
好意的に解釈したいところです。

現在も 薬丸作品を1冊予約しているので、楽しみになってきました  o(^-^)o
コメント
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