めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

泣き童子~三島屋変調百物語参之続(宮部 みゆき)

2014-03-02 22:34:21 | 本(よかった!) ま・や・ら・わ行の作者

出ました!
久々、宮部センセイの“よかった!” 本。
とてもとてもヨカッタのは、こちら
何と言っても、特設サイト特集記事 も、気合いたっぷりです。

今回のは、「三島屋」シリーズ待望の第三巻にして、ジーンとくる奥深い話が多かったです。
特に、ワタシが気に入ったのは、
 ④小雪舞う日の怪談語り
でしょうか…
盛り沢山の章だし。

でも、このあたりから、後ろに行くほどどんどん引き込まれ=読むスピードUP☆となり、
いかに、宮部ワールドの「思うツボ」になったか… (笑)
いやぁーーーー、実に、宮部ファン(熱い!)としては、この高揚感は嬉しい限りです (>_<)

なんだか、やっぱり宮部センセイは、すごい才能のおかたです!と再認識させられる、
おちかさんをはじめとする三島屋の人々の奥深さ。
今回のは、特に、情感たっぷりでよく練られているなぁ~(唸)と随所で思わせてくれます。

だって、ラストの(宮部ワールドに浸りきった段階)⑤節気顔 では、わたくし…
ジーーーーン…としてしまいましたもの。
ここで、泣きそうになる人ってあまりいないと思うんですけど…、と 振り返れば思いますけど。

おちかさんには、幸せになってもらいたいなぁ。
青野若先生と くっつきそうな匂いもしますが、まだまだ引っ張っていただき、
もうしばらくは このままで楽しませてくださいね。宮部センセイ (^_-)-☆
コメント
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