タイトルはちょっと違うのですが、こちらの賞 を受賞したことで発刊が決まった デビュー作 だそうです。
「本当に、これがデビュー作なんですか??」と思うほど、洗練されて読みやすい構成と、
どんどんひき込まれていく魅力的な展開で、これからが楽しみな新人作家さんです。
小さいおじさん、とは、パワースポットに現われる木霊(妖精 ?)のことで、
この作品の中で、人と人との縁をプレゼントしてくれるという意味を成しています。
そのため、成長してそれぞれに事情やコンプレックスを抱えた、かつての中学時代の同級生の
曜子,紀子,朋美のオムニバス形式でエピソードが繋がっているという、
まぁ、典型的な 読むにつれて先が楽しみになる、ワタシの好きなパターンです♪
三者三様それぞれに、自分の気持ちに区切りを付ける展開になっているので、
読後感が良いところも気に入りました。