めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

ソナチネ(小池 真理子)

2014-09-05 22:19:24 | 本(普通) か・さ行の作者

なるほど…
これ は、あらかじめ知っていたら 絶対に読まない官能小説のジャンルでしたか…。
でも、さすが 小池センセイ、読んでいくにつれてどんどん“小池World”に引きこんでくれまして、
だんだんと 抵抗ある官能系ということを忘れて、結構楽しませてもらいました ( ・∀・)

ちなみに、内蔵されている7編とは、
 1. 鍵
 2. 木陰の家
 3. 終の伴侶
 4. ソナチネ
 5. 千年萬年
 6. 交感
 7. 美代や
以上です。

まぁ、… いずれも それなり~~~に、アダルトな男女の 表面化しないむしろ“大人の世界ゆえの”
裏面と言うか、“察してやってください調”(?)というか… の男女の心(+身体)のかけひきと営みですね…。
まぁ、官能小説「系」ですから。

その点、No.7 なんかは、私はおもしろかったと思います。 が、怖いです…。 女って・・(汗)
この辺り、小池センセイの筆力=「さすが!」という感じで やっぱり 7編の中では、最も好きでしょうか。

あと、No.6 あたりも ヘンなひねりがない分、純に伝わってきて 逆に印象的でした。
7編の中では、気に入った方です。

コメント
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