これ は、良かった!
薬丸センセイ、 良かったんですってば~~!! ( ´’A’`)
こちら の続編です。
いやはや…
ついこの間(この本のすぐ前)に こちら を読みながら、夏目刑事の存在に対し すご~~~く
引っ掛かりを覚えていたのです…。
しかも、薬丸センセイは きちんと文中にヒント(絵美ちゃんの件)を掲げてくださっていて
私も、その部分に戻って読みながら… も さっぱり思い出せず・・・
うーーん… ううぅーーーーん… σ(´し_`〃)ゞ と、引きずっていたのが、今回解決しました (*´∀`)b(嬉)
はぁぁぁ~~、 スッキリ!
そうでした、そうでした。
どんどん読み進めるうちに、感覚として “夏目信人. 像”が蘇ってきました。
なんだか、夏目さんの“味” は、このように短編仕立てで 1話ずつじっくりと容疑者に向き合ったり、
真相に向かって 夏目ペースで 1歩ずつ進んでいく構成の方か、良さがしみじみと伝わってくるような気がします。
今回は、
「無縁」→ 「不惑」→ 「被疑者死亡」→ 「終の住処」→ 「刑事の約束」
と、ぐいぐい読ませてもらいましたが、
1番気に入ったのは、「終の住処」ですね。
やっぱり!
この話を読んで、認知症1人身の千鶴子さんが 施設に行くことを頑として拒んだわけ、
狭い部屋に不釣り合いな、立派な桐のタンスと、取っ手の部分だけに何度も触った跡があるわけ、
この種明かしを知った時、ワタシは 「薬丸センセイの作品を、今後もずっと読み続けて行きたい!!」
と思ったのでした。
本当に、この部分は あっぱれ! ∩・x・∩ の一言です。
薬丸センセイの創作の方向性を、“やっぱり 好き! ” と思い直しました。
(実は、前作『その鏡は…』 で ちょっと んんん ??… という迷いが交錯したもので…(汗))
あーーーー、でも 良かった。
今後も、夏目さんを楽しみに 薬丸作品を追いかけます♪