木内センセイの語り口調(本だから、書きタッチ(?)とでも言おうか…(汗))って・・・
すごーく美しい! 清らか!
だから心に溶け込んでくる… ぁあ、余韻が心地よーーい♪
と、読んでいる途中だけでなく 読み終わった後も浸れる お得感(爆)。
こちら。(木内センセイ自らの インタビュー も。)
これぞ、日本文学の正当性! 趣よ! と、今回改めて思いました。。。
下記の7編からなる、テーマ=占い の作品集だけど、とにかく “一緒くた” じゃないのよ。
占いといっても、いかにもな話から 謎めいて(占いに絡めた)粋な設定もあったりと、多彩も多才!
彦摩呂さん風に言えば… 「万華鏡や~~」とでも表現しまひょか。(爆)
そして、この7編が(ワタシの好きな)関連し合っているという お楽しみ仕掛けも、イキだねぇ~~(唸)
中でも、綾子ちゃんの№5 は まさにまさしく、今(こちとら 5年目もの経年よぉ…。 しかも多勢だしさ~(怒))の自分と被り、綾子の憤りがリアルにムラムラきちゃうほど 共感。(炎)
だから、占いとしては チョット不思議な設定の喰い師の導きに、ワタシも ドキっとさせられた。
そうなのよね…
本の中のこととはいえ、なんか 襟を正す思い。
木内センセイの筆がもたらしてくれたものは、尊いですヨ。
ありがたく受け留めます。
<今回の内蔵作品>
1. 時追町のトい家
2. 山伏村の千里眼
3. 頓田町の聞奇館
4. 深山町の双六堂
5. 宵町祠の喰い師
6. 鷺行町の朝生屋
7. 北聖町の読心術