めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

[再]よこまち余話(木内 昇)

2024-09-17 20:21:05 | 本(泣けた~) か・さ行の作者

いや~~~(唸)
なんともはや、木内センセイの創り出す世界って。。。 どうしてこんなにも彩り豊かなんだろう…
以前読んだ こちらの本。 (ちなみに 前回→
あ、 こちらにも書評ありました。→ 前編後編 です。

直前に読んだ海外ものに疲れ果ててしまった(笑)ので、純粋な『和もの』で リセットしたいという意図以上に やられた~~~(涙)
和だけじゃなかった。
季節の彩り、友情、親子愛、・・・挙げ切れない。
それこそ この本=幽玄 の象徴だと思った。
なんというか、イケイケで書かれているんじゃなくて、絶妙の匙…じゃなくて 筆加減。
だからこそ、1つ1つのエピソードが より一層、胸に沁みてくる。。。

魚屋のお母さんの所に浩三がお礼を言いに現れたところとか 好きなんですけど、
遠野さんの一連の かけひき(←こういう言葉は相応しくない。) は、ちょっと… 他の作家さんには表現できないかと。
読んだ後も 余韻に包まれる。。。(涙)
ほんと、大・大・大好きな本です。

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