「不幸、不自由、悲しみ、苦しみ、不味い」などマイナスの感情を想定させるものは、
他者と比較的共有しあえる。一方、「幸せ、自由、快楽、美しい、おいしい」など
プラスの感情を想定させるものは、他者と共有しにくい。
ある人のエッセイで見つけたフレーズ。考えてみればそうかもしれない。
マイナスの感情に陥る時「心は閉じた状態」その感情を共有するということは、心を閉じたもの同士が
「自分だけでないという安心感を得て心を安定させる」こと。
そもそも人間には「不安定なものを安定させたい」「未完結のものを完結させたい」という潜在意識が働く。よっ
て、マイナスの感情で乱れた(不安定な)心を安定させるためにつながろうとする心理は自然であり理解できる。
しか~っし
つながること(共有すること)によって安定するからその後の行動変容につながりにくい。
一方
プラスの感情に陥る時「心はオープンな状態」心が安定しているから、あえて人と共有する(人の力を借りて安定する)必要がない。
女性社員(女子学生)が、ビジネス社会(企業)から敬遠される理由に、
◇ 女性は「頑張っている人に追いつくのではなく、頑張っている人を引きずり下ろそうとする」⇒向上心
に欠け低きに流れる
◇ 女は愚痴を言ってすっきりする ⇒ 何の生産性もない行為。逃げ道を作ってそこに逃げ込むから成
長しない
があるが、まさにこのマイナスの感情を共有していることが根本ではないか。
頑張ろうとしている人に対して、
「あんただけ認められて(評価されて)幸せになるのは許さへんでぇ~」と足を引っ張りマイナスの感情を共有す
る=安定。
「私ってこんなに頑張っているのよ」「こんなに大変な状態やねん」と話を聞いてくれそうな人(同じような状況に
いる人。「ふんふん」と聞いてくれる人。意見や批判を言ってこないことがわかっている自分より立場の弱い人)
に話をしてマイナスの感情を共有する=安定。
どうせ共有するなら、プラスの感情を共有しよう!
そのために「内」や「下」ではなく「外」や「上」を向いて、積極的な発言行動を心がけたい