こんにちは、辛島です
東京に本社、大阪に関西事務所がある株式会社ネットワーク21という会社がある。
「研修」や「顧客満足度調査」などを通じて、「人」の成長をバックアップする会社。
その代表を務めるのは川村 敦子さん。
先日川村さんにお話しを伺ったので、そこから今日はお伝えしたい。
お話を聞く前日、中村に「川村さんについて」簡単な経歴を聞いた。
元ホテルマンであり、今は研修講師でありネットワークの代表をされている、と。
「講師で代表・・・」
なんとなく「堅い」「教科書のような丁寧さ
」をイメージしながら、当日、待ってもらっている部屋へ入った。
第一印象(自己紹介と名刺交換あたり)は「やっぱり」。
すごく丁寧。ゆっくりと落ち着いた雰囲気で、スラッとしていて「イメージしていた通り」だ。
これは本音を聞き出すのは難しいかもしれない。
綺麗な言葉が並ぶだけで終わってしまうかもしれない。
でもぶつかっていくしかないな・・・。
など、あれこれと考えながら、まずは今に至る経緯や、研修はどんな人が対象なのか、などを聞いていく。
全日空ホテル時代の上司の友人が立ち上げたのが「ネットワーク21」であり、
自分のホテル時代のスキルが活かせると思って始めたのが最初だった。
ゆくゆくは経営者になることを前提に入社し、今に至る。
当時の経営者は厳しい人だった。
研修対象は幅広い・・・など。
東京で生活をしていたこともあるためか、割と標準語での話し方。
普段標準語の人と話す機会がほぼないので、それだけでも丁寧でかしこまった印象を受ける。
しかし、話を聞くにつれて、あれ?
なんか、ちょっと印象が違う・・・
例えるなら、綺麗に掃除された一面「白」の部屋の中にいたのが、だんだん土まみれの牧場になっていった、
という感じ(印象の変化が)。
なぜか。
例えばこんな会話があった。
「こういうところが合わない」といつも感じて苦手に思っていた上司がいた。
辛島:「そのことをきちんと伝えたり、話し合ったり、『合わないので辞めます』みたいなことを
言ったりしなかったんですか?」
川村さん:「そうねぇ・・・」
辛島心の中:(それでも感謝してたから、とかそんな綺麗な感じで返ってくるのかな・・・)
川村さん「私、勇気がなかったのよ。」
辛島心の声:(勇気がなかったってあっさり認めてる・・・!)
他にも、
なぜホテルを辞めたんですか?という質問に対して
辛島心の声:(もっと自分を成長させたかった、とかそんな感じで答えられるのかな・・・)
川村さん:「飽きちゃったのかもしれないわね」
辛島心の声:(飽きたって、言っちゃった・・・!)
そんな「綺麗に表現しよう」としない開き直っているとも言える“潔さ”が、印象を変えた。
その後は、ストレートに表現する川村さんが好きでどんどんつっこんで聞いてしまった。
人、というか特に女性って「どっちともとれる表現」を好むと思う。
相手がどちらかの反応を示したら、その意見にすぐに乗っかれるように。
よく私自身もそれを注意されるから、人のそれもわかる。
例えば、「辛島はどう思うねん」と言われると「う~~ん・・・」と言って考える。
その間を長くとると、相手はしびれを切らせて「俺はこう思う」と先に言う。
すると「そうですね」と言って乗っかる、といった感じ。
「私はこう」と潔く口にするのは難しい。
だって、それを口にしたら「違うやろ!」と攻撃されるかもしれないし、「それは自分とは違う」と嫌われるかもしれない。
敵ができてしまうからだ。
“潔く”口にできるのは、川村さんが、それ相応の経験をしてきた自信によるものかもしれないし、
代表という立場があるからかもしれない。
でも私はそのさっぱりした、ある意味開き直ったかのような“潔い”表現が、素敵だと思った。
こんな風に話せるようになりたいなと。
取材の終盤、「人生なんて上書きOKよ」という表現があった。
私はそれが特に好きで印象に残った。
いやな気持をそのまま風化もさせずに抱えて生きるなんて、到底無理。
そこから学ぶもの学んだら、忘れたり、上から嬉しい記憶で上書きしたりしないとやっていけないじゃない。
とのことだった。
飾らない、潔い表現をしたら、バッシングもあるかもしれないけど、響く人にはぐっと響くもんなんだ。
そんな風になりたい。そう思った。
株式会社ネットワーク21(http://www.netwrk21.com/)
代表取締役?川村?敦子さん
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次回は3月24日の更新です
お楽しみに
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