女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

やさしい気持ち

2012-03-24 | インポート

中村です。

昨日

15時に、あるお客様のところに行くために地下鉄堺筋線北浜駅から

京阪北浜駅に向けて階段をダッシュして登ろうとしてした時のこと。

階段の中ぐらいに、

左手でしっかり手すりをつかみ、右手に折りたたみ式の乳母車を持っ

て階段を登っている足の不自由なおばあちゃんが目に

入った。80代だろうか?後ろから見るといかにもあぶなっかしい。

よろめいて階段を転げ落ちてきそう・・・

危ないでぇ~おばあちゃん

乳母車を持ってあげよう!と思い、急いで階段を駆け上がろうとした.

と、その時

階段の上から、就職活動らしき女性があわてて下りてきた

ゴールはおばあちゃん。私と彼女どっちが早い???

勝者は彼女

でも、その時私は心の中でこう思っていた。

「急いでるみたいやし、きっとそのまま通り過ぎるんだろう」

、実際は違った。おばあちゃんの位置まで降りてくると、

彼女は急に優しい笑顔になり、目線をおばあちゃんに合わせ

てそっと右手の乳母車に手を差し伸べ、

「上までお持ちしますね」

と優しく声をかけた。

おばあちゃんは、え~らい恐縮して

「あ~ぁ、すいません。有難い有難い」と何度も頭を下げている。

彼女は、軽やかな足取りで階段を駆け上がり、折りたたんであった

乳母車を広げて、またとんとんと階段を下りてきた。途中でおばあ

ちゃんとすれ違う時、

「上に置いておきましたんで・・・。急いでいるので

これで失礼します

優しく微笑んでペコリと頭を下げ、足早に階段を降りきった。

おばあさんは、何度も何度も「有難い有難い」と言いながら彼女の姿を

見送っていた。

気持ちがあったか~くなった。

頑張れ~就職活動。貴女のやさし~い気持ちを必要とする企業がきっと

ある。特別にアピールしなくても、自分に備わっている「素」が咄嗟の場面

で自然に出る。どんなに繕っても付け焼刃な「な~んちゃって(=うわべだ

けの偽物)」では対応できない。

どっかで神様見てるでぇ~

次回の更新は29日。お楽しみに


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