女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

靴屋の店員さん

2013-07-01 | インポート

辛島です。

先日百貨店に靴を買いに行った時のこと。

会社に履いていける、かつお洒落さも兼ね備えたパンプスを
探していたところ、オープントゥのパンプスに目が留まった。


皮っぽい布のものは黒とベージュの2種類
エナメル地のものは黒とベージュと白の3種類があった。



「黒やったらエナメルもありか??

でもシックに履きたいからエナメルは違うなぁ~

でも履いてみたら意外と…ってこともあるか?

ま、いっか、皮っぽい方だけ履いてみて色決めよー




っという独り言を心の中しっかりつぶやいた後、店員さんに声をかけて、

皮っぽい方のベージュと黒だけ持って試着スペースに移動した。




試着して色を決めている間に視界の右下に黒モノが目に入り
「ん?」と思ってみると、先ほどの店員さんがさりげなくエナメルの方の
パンプスを置いてくれていた。



しかも




「こういったタイプもありますよ~
と声をかけるでもなく、



さりげなく。

そのさりげなさに、「さっき少し迷ってたところ、見てはったんや」と驚いた。


そして、エナメルをさっと置いて、「サイズはいかがですか?」と質問が。


2種類履いて色を決め、

「ちょうど今、もうワンサイズ小さいのも履いてみたいな…」

っと思ったとこやってん!



あまりのタイミングの良さに内心感激しながら、サイズを確認すると、

「22.3ですね、持ってきますね」といってその店員さんはすぐそのサイズを

持ってきてくれた。



エナメルの靴を置いてくれた時は

「さっきこちらもご覧になっていましたよね、よかったら。」というの声が

聞こえた気がして、まったく押し付けない雰囲気のおかげでゆっくり考えることができ、

皮の方もエナメルの方もサイズもちゃんと履いてみて選べたことでとても満足



「ありがとうございます」と商品を受け取る私の顔も自然な笑顔

ウキウキした気持ちになって店を出た。




さりげなく、出過ぎず。
でもしっかり気にしてくれて、ここぞという時にここぞという声をかけてくれる。



たくさん話したわけでもないのに、非常に印象に残った。



自分の仕事は「表舞台か裏方か」と聞かれると「裏方」の方。



だから、自分もしっかり目を配って「ここぞ」という瞬間を逃さず、出過ぎないのに

しっかり相手の心に残っている。




そんな仕事がしたいと思った。


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