女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

潔く決断できる女を目指す

2011-06-09 | インポート

 先日ブティックの販売員さんからこんなことを言われた。

       「中村さんの買い物って男前。むっちゃ決めるの早いですもんね

  言われてみれば確かにそう

 フィッティングルームを出てくる時には「買う」「買わない」の結論が確実についている。複数のパターンをフィッティングルームに持ち込んでも、「これはいる(買う)」「これはいらない(買わない)」「気に入ったからこれ色違いで!」と言いながらフィッティングから出てくる。出てきてから「どうしようかなぁ・・・」と迷うことはないし、迷いに迷ってもう一回「着させて」もなければ「ちょっと考えさせて」もほとんどない。時には試着無しで(トップスに限る)決断することもあり、我ながら「なんて時間効率のいい客」だと思う。

 

 自分がパパパッとモノを決めるから、誰かと一緒にショッピングするのは正直苦痛。あれこれ迷って、さんざん迷った挙句結局やめて、あとからやっぱり戻るわ・・・につきあうのは疲れる

  

  短時間で買い物ができる理由を自分なりに考えてみた。

 「自分の好みがはっきりしている」・・・買いたいものがはっきりしている 

  ⇒パンツはストレートかブーツカットですっきり見えるライン。スカート丈は膝丈でタイトライン。トップスはシャーリングや 

   カシュクール系好き。というベースとなる好みから、今年はオレンジの小物がほしい。美容室で見た雑誌に載っていた

   たようなラインのトレンチコートがほしい。など「ほしいもの」が明確

 迷った時は買わない・・・自分の中の判断基準がはっきりしている 

  ⇒どうしようか迷った時はやめるという自分の中のルールがある。サイズがないときも同様。ないということは「縁がなか

   った=買うなっちゅうこっちゃ」と解釈してやめる。

 だから迷いようがない。

  

 仕事の場面では、これほどズバっと決断できないこともある。その理由は、

①上記と同じ自分の中でそのことに対する信念や評価基準が明確にない(=決められない)

②もうひとつは、決断することに伴う責任の重さに気持ちがひるんでいる(=勇気のなさ)

  しか~っし、パシッと決断できないようでは女がすたる!

  


感情を共有すること

2011-06-06 | インポート

     「不幸、不自由、悲しみ、苦しみ、不味い」などマイナスの感情を想定させるものは、

              他者と比較的共有しあえる。一方、「幸せ、自由、快楽、美しい、おいしい」など

              プラスの感情を想定させるものは、他者と共有しにくい。

ある人のエッセイで見つけたフレーズ。考えてみればそうかもしれない。

 マイナスの感情に陥る時「心は閉じた状態」その感情を共有するということは、心を閉じたもの同士が

「自分だけでないという安心感を得て心を安定させる」こと。

  そもそも人間には「不安定なものを安定させたい」「未完結のものを完結させたい」という潜在意識が働く。よっ 

 て、マイナスの感情で乱れた(不安定な)心を安定させるためにつながろうとする心理は自然であり理解できる。

 しか~っし

   つながること(共有すること)によって安定するからその後の行動変容につながりにくい。

 

 一方

 

 プラスの感情に陥る時「心はオープンな状態」心が安定しているから、あえて人と共有する(人の力を借りて安定する)必要がない。

 女性社員(女子学生)が、ビジネス社会(企業)から敬遠される理由に、

 

 ◇ 女性は「頑張っている人に追いつくのではなく、頑張っている人を引きずり下ろそうとする」⇒向上心 

   に欠け低きに流れる

 ◇ 女は愚痴を言ってすっきりする ⇒ 何の生産性もない行為。逃げ道を作ってそこに逃げ込むから成

   長しない

   

があるが、まさにこのマイナスの感情を共有していることが根本ではないか。

頑張ろうとしている人に対して、

  「あんただけ認められて(評価されて)幸せになるのは許さへんでぇ~」と足を引っ張りマイナスの感情を共有す

  る=安定。

  「私ってこんなに頑張っているのよ」「こんなに大変な状態やねん」と話を聞いてくれそうな人(同じような状況に

  いる人。「ふんふん」と聞いてくれる人。意見や批判を言ってこないことがわかっている自分より立場の弱い人)

  に話をしてマイナスの感情を共有する=安定。

 

  どうせ共有するなら、プラスの感情を共有しよう!

  そのために「内」や「下」ではなく「外」や「上」を向いて、積極的な発言行動を心がけたい

  

 


シンデレラコンプレックス

2011-06-03 | インポート

 

             シンデレラコンプレックス

 

 とは、 

 「(困難な状況に陥った際)誰かがその状況から自分を救い出してくれる」「誰かが自分の人生を変えて

 くれる」のを待ち続ける女性の潜在意識にある『依存的願望』

 のことを言う。

 

 プライベートな場面では時にこの「依存的態度」が男性の「守ってやりたい願望」を刺激し、

 

「よっしゃ、よっしゃ、ウイやっちゃ。わしが守ったろ!!」

「お前はオレがおらんかったらどうしようもないねんなぁ~

 いわゆる「可愛い女」 として好意的に受け止められる。

 

 しかしながら、ビジネス社会 は違う。依存的な態度がプラスに評価されることはない。

 依存的願望 ⇒ 「受身な取り組み姿勢」「責任をとるべき場面で逃げる」 ⇒ 重要な仕事は任せられない ⇒  

 補助的な仕事しか任されずそれなりの評価に甘んじる 

 が現実。

 

 これらが

 (上記 補助的な仕事しか任せられない) ⇒ 職種や配属先が限定される ⇒ 活躍の場が狭くなる ⇒ 就職

 先が限定される ⇒ 就職が決まりにくい ⇒ ・・・ 

  

 まさに、女性社員の活躍の場を阻み女子学生の就職率の低下をまねく要因になっているのではないか。

 

 採用面接の場面に置き換えると、「面接」は自分という商品を企業に売り込む場。企業のトップや採用担当者をその気(買う気)にさせるために与えられた貴重なプレゼンテーションの場。

 

 にも関わらず、

  

    「言葉につまってずっと黙ったまま」「うまくプレゼンテーションできなかったと落ち込む」「感情が高    

     ぶって泣き出す」「話を振ってくれるのをひたすら待つ」などなど・・・

これらは全て面接官に「言葉を続けてもらう」「話をふってもらう」「別の話題にふってもらう」ための依存的な態度。もちろん、これらは女子学生に限ったことではなく、意図的(そうしてもらおうと意識して)でなく無意識のものだとは思う。自分も「女」なので女子学生に対する見方がシビアなのもあるが、

「で?(何が言いたいの?どうしたいの?)」

と思うのは女子学生に多い。

 商品を売りに行っているのに、バイヤーに

 「で、何を売りたいの?」

 もっと言えば、

 「で、今日は何をしに来たの?」

 と言われるようで売れるはずないじゃん。

 まして自分という商品は世の中に一つしかなく、しかも高額(売りにくい)なんだよ!

 

自信満々で行ったプレゼンテーションに対して思うような反応が得られず落ち込むこともある。緊張して言いたいことが充分伝えられないこともある。

でも、だからと言ってその場を放棄する(上記の依存的な態度や姿勢)のではなく、少なくとも与えられた時間内は何があっても最後までその場をやりきることが大切。

まずくなった空気を自分の力でなんとかもとに戻そうとすること。離れていった流れを自分で引き戻そうとすること。

 誰かになんとかしてもらうのではなく自分で何とかする。誰も助けてなんかくれない!

 誰かに何とかしてもらった時点で負け。面接担当者からフォローされた時点で負け。

 先日も自社の採用面接で、プレゼンテーションに失敗した口惜しさから泣き出し、その後最後まで会話もままならなかった女子学生がいた。礼儀正しく、落ち着いた状況であればきっときちんとしたやり取りができたんだろうな・・・

 

 エレベーターで泣きながら帰る彼女を見送りながら思った。

 

      「ごめんね、厳しいこと言ってでも、ビジネス社会は学校じゃないし、採用面接は模擬面接の授業じ 

      ゃない。何があっても自分に与えられた時間を自分の力で乗り切る強さが必要なんよ!」

 

 

  


大石静の夫婦観

2011-06-01 | インポート

 脚本家大石静の男前な夫婦観を聞いた。

 

         「私(妻)だけを見つめてる男(旦那)って魅力ない。他の女性に『胸キュン』するぐらいじ           

         ゃなきゃ。他の女性に見向きもされないような男(旦那)も魅力ないし。

         でも、私と一緒に歳をとていくのよ」

 こんな内容だった。「私も自由にあなたも自由にトキメキましょう。でもあなたは私のところに戻ってくるのよ。」というメッセージ。

   なかなか言えんよ!こんな台詞 

 

   ちょっとかっこよすぎる  

  こんな台詞は、

  よっぽど自分に自信があって、懐が深くて、パートナーに対する愛情が深くないと言えない。

  ぜ~ったいに言えない

でも、こうありたいと思う。結婚に限らず恋愛も同じ。こんな気持ちで恋愛できる余裕のある女性って素敵だな・・・。きっと自分自身もパートナーから選ばれ続けるために、周りから魅力的だと思われ続けるために、内面も見た目も磨き続けているはずだから。

   

   頑張ろう~っ