概念アラカルト(その8)
23. エネルギー(energy)
○ 仕事をすることのできる能力
○ エネルギー資源
○ 精力、活動力
1) エネルギーの状態について
運動エネルギー、熱エネルギー、化学エネルギー、電気エネルギー、光エネルギー、核エネルギーなどがある。
2) エネルギー資源の変遷
人力 → 馬力 → 蒸気機関(石炭) → ヂーゼルエンジン(石油) → ガソリンエンジン(ガソリン) → 電気モーター(電気)
24. プレートテクトニクス (plate tectonics)
大陸大や大洋底の相互の位置の変動を、厚さ約百kmの剛体の板(プレート)の水平運動によって理解する学問。(広辞苑より)
プレートテクトニクスの前段として、地球の内部構造について、説明します。(地球のしくみ 浜野洋三著より)
地球は、半径が6,370kmのほぼ球体です。地球は、万有引力によって中心に引き付けられます。このため、中心に向かうほど、密度の高い(重いもの)が、中心付近に、表面に向かうに従って、密度の低い(軽いもの)で、構成されます。
中心から、1,200kmまでは、内核で、固体の鉄を主成分とした密度13g/㎤の球体でできてます。
その外側の中心から、1,200km~3,500kmの部分は、液体の鉄を主成分とした密度10~12g/㎤の球体です。
その外側の中心から、3,500km~6,270kmの部分は、溶岩のマントル層で比重は、4~6g/㎤です。
このマントルの外側に地殻があります。地殻の厚さは30~100kmです。直径は12,740kmですので、直径12cmの卵にたとえると殻の厚さは、0.5mmです。
地殻の比重は、2.7~3g/㎤で、マントルの上に地殻(プレート)が浮いている感じです。プレートは、ユーラシアプレート、北アメリカプレート、アフリカプレート、南極プレート、南アメリカプレート、太平洋プレート、オーストラリアプレートなどがあります。
プレートは、相互に地球の表面を一年間に、数cmから10cmくらいの速度(つめの伸びる速度)で動き回っており、そのためにプレートの境界では、地震や火山といった活発な活動を引き起こします。
プレートがぶつかりあう境界が両側が海洋プレートの場合には、一方のプレートがもう一つのプレートの下に潜り込んで、沈み帯を形成します。日本列島の周辺がこの典型的な沈み込み帯を形成します。
両方が大陸プレートである場合、ヒマラヤのような高い山ができます。大陸もプレートに乗って移動しますが、プレート運動の原動力は、いぜんとして謎です。 (第8回)