この枝、庭にあるモミジの枝です。
もうウン十年間からこのままの姿です。地面から1メートルぐらいの高さのところに横に張り出した枝。
この枝を見ると蘇る子供の頃の私
子供の頃、この枝は私の鉄棒だったのです。子供の手にはかなり太い枝ですが、そんなことはお構いなしに、片足をかけて回転とかしていました。
たまに失敗して落ちるのですが、下は苔が生えているので、そんなに痛くなかったのです。それに今よりずっとずっと身軽でしたから・・
今はなくなってしまったのですが、長屋の脇に、2階の屋根まで延びる柿の木があって、その木をするする登って、2階の屋根に飛び移る、という遊びもよくしていました。
瓦がずれるから止めなさいと何度も怒られたのに、お構いなしにドヒュウ~~ン!!よく祖父に怒られていました。
家の前を流れる川は下っていくと、高さ3メートルぐらいの滝になって落ちるところがあります。その滝の上に張り出すように枝を延ばした、万作の木があって、春、咲き誇ったその花が取りたくて、枝を登っていき、足を滑らせて滝つぼにドボンでも運良く無傷の私!!
秋、小学校の帰り道はいつも、通学路でなく、山の中。アケビを採ったり、栗を拾ったり。ある日、上になっている栗の実が艶々私を呼ぶのです。木の上に登っていったら、バランスを崩して落下・・栗のイガイガの敷き詰めた地面にどす~~ん!!背中にイガイガが刺さりまくったこともありました。
お転婆娘が大人になって、やがて、お転婆ばあになっちゃった・・・・
なんてことぉ~~ なんてことを~~~
でも、今の子供は“お転婆ばあ”予備軍はどこにもいないのがちょっと寂しい・・・