入院中の父の病室へ寄って、居合わせた母と病院を出たのが午後7時頃。
母と晩ご飯を食べさせようと『お好み焼』「豚カツ」「釜飯」のどれが良い???と、尋ねたら、『釜飯』と。
そこで、釜飯のある居酒屋「まつぼっくり」に。
カウンターに座ってから、80歳超のお年寄りを連れて、向かった先が居酒屋ってどうよ???と反省したものの・・・・・。
めったに外食しない母が、居酒屋なんて80年の人生で初体験のことだったようで、物珍しげにキョロキョロして、はしゃでいたのでよしとしよう。
「まつぼっくり」の若きオーナー、なかなか商売上手で、常連でも無い私の顔も、ちゃんと覚えてくれてて『まいどっ!!』
母にも、気を使って頂きました。どんどんお客様が増えていってるのもわかるな。
釜飯が炊きあがるまでに、30分かかるので、その間にちょこっと2品。
みょうがの天ぷら。茗荷の天ぷらって初めて食べたけど、ぴりっと辛くておつなお味。
牛タンのレアステーキ。これもレアな感じが、自宅では再現できない。
お待ちかねの釜飯はウニ。1人前と言っても、ひとり2杯ずつ食べれるほどの量です。ウニもけっこうたっぷりでしょう。
お会計しようとすると、母が「私が払う」と言いだしたので、強引に支払いを済ませたものの、今度はタクシーを呼ぼうとすると、「いらない、電車とバスで帰る」、と言って聞きません。
タクシー代出すから、2000円もかからない距離だから、と説得しても「い~や、勿体ない」とかたくなに言い張る。結局、根負けして、路面電車に乗り込むまで見送りました。
母も年老いたけど、私だって、もうこんなに大きくなった。
昭和ひとけた世代って、子どもがいくつになっても、わが子に迷惑かけられない、という気持ちが強いんだよなぁ、と少ししんみりしました。