先月から、通い始めた日本画教室の題材を探し求めていたので、わが家の庭を見て、これこれと、紫陽花を描くことにしました。
日本画の絵具って、チューブに入ってるわけじゃないので、使えるようになるまで、ひと苦労。
この道具、江戸時代の町医者が使ってるみたいなの。私の人生で「乳鉢」を使う日がこようとは!!
乳鉢で「貝殻の粉」をスリスリして、膠(にかわ)を混ぜて擦る→5分以上もする→それを指先でこねる→こねて団子状にする→せっかくお団子に仕上げたのに、なぜか細長いうどん状にする→そのうどん状のものさえ、水分をいれて溶かす。
ありゃ、こんなに手間がかかること、私にできるかな。
これが日本画の絵具。この微妙な色合い。ひとつひとつ、色の名前がついてます。はあ~なんて美しいでしょ。とはいえ、私がこの岩絵の具を使う日は、まだまだ遠い。
先生(25才・芸術科の院生・男性)は、いつも「いいですね」と誉め、励ましてくださいます。
・・・・が、私みたいな人間は、けなされ、叱られてこそ。ほめて伸ばすやさしさに慣れていなくて・・・先生、叱ってください、と懇願したくなります。
わが家の紫陽花、満開です。
白とか・・・
濃いパーブルとか・・・