災害時被災地は、異臭がするというのはよくいわれることで、実際に被災数日後から、独特の匂いがしました。
これがヘドロの匂いとでもいうのか、土と水が混ざり合ったような、なんとも粘っこい匂いが充満してました。
被災から1ヶ月。
暑さとともに、臭いも変化してきました。
道路の土砂はほぼ取り除かれたのですが、まだ掘り起こしていない砂防ダム付近からは、なんというか腐敗臭みたいな。
ご近所さんの推測では、土砂の中にイノシシやらタヌキやらイタチやらの動物の死骸が埋まっているんじゃないか、と。
ええ、まあ………一応、広島市ですが、イノシシらしき影がガサゴソと歩き回るのを見たことがあるし、タヌキにいたっては車の前を『はっ?なにか?』とでも言いたげに悠然と横切るのにも遭遇したこともあります。
長男がこどもの頃は、探検に出掛けた裏山で狼に会ったと逃げ帰って来たことがあります(たぶん野良犬かと)
はい、一応、広島市ですけど。
ただでさえ酷暑に追い討ちかけるこの異臭。
1日じゅう作業をしてくださる土木業者さんには感謝しかありませんので、ガリガリ君を差し入れ。
近郊の山あいを根城にしていた野生動物も被災してるんでしょうか?
生態系が崩れたりしないのかしら?
山を切り崩した団地に住んでる身ではありますが、自然の猛威を目の当たりにすると、生態系を守る、って自然界ではとても大事なことなんじゃないかと。
台風13号発生のニュースも気になるし、色々と小さな不安が払拭できない平成最後の夏です。