曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

救急病棟で手術および入院の手続きなど

2013年12月05日 | 医療

入院だの手術になると、様々な説明がありその同意書やら確認書やら様々なものに、署名捺印が必要ですよね。

夜中に救急車で救急病棟へ搬送され、手術を受けることになったGオさんのところに、必要と思われるもの(今飲んでいる薬や、タオル類、印鑑など。先に健康保険証やお薬手帳は持って行っている)を持ち、とりあえず、救急外来の入口にたどり着き、インターホーンを押して、名前を言うと、重い扉が開き、更に中の何枚かの扉をくぐりぬけ、中のエレベーターホールに。そこから更に4階に上がり、とりあえず、今はまだ、会えないからと、待機部屋に案内されると、そこには、とどちゃん(オット)が待機していました。部屋というよりも、スペースと言った方がよく、廊下の一角が桘盾で区切っただけのスペースで、一応椅子とテーブルはありますが、となりのスペースにも待機中の方がいて、落ち着かない感じです。

今、この書類を書いているだけど、あんた、車で来たんなら一度家に戻りたい(戻って休みたい)。それに、Gオさんは「大動脈解離だけれど、破裂の人が入って、手術も10時ごろになるっていうから。と、とどちゃん。

とにかく、とどちゃんが書かなくてはならないものは書いてもらって、他誰でもいいものは私書くからと、大量の書類に記入。

と、そこへ、慌ただしく看護師さんが来て、書類を確認し、

「すみません、Dr.が違うところにサインしてしまってあるし、書類も別のものなので、今もう一度正しいものにご記入願います。」

と、あわただしく、今度はとなりの人にも同じ説明。

「とにかく、急変があることもあるので、ここを動かないでいて下さいね。」と言われ、とどちゃん仕方なく座る。

「だめか?あんた(私の事)いりゃあ、いいら?俺、一遍帰りたいだけえが。」

「万が一の事があるって言われたでしょ?私が最後を見るでいいの?書類を書いたら、ここで休んでいれば?」ととどめ、生活習慣やら病歴等の記入は私がやり、確認書の署名捺印としているうちに、再度看護師さんがやってきて、

「これは、いいか悪いかを選ぶものではありません。手術をすると、当分人工呼吸器を外せません。しないと生きていけませんから、しますの確認です。そして、どうしても苦しいので外したがりますので、固定し、手も固定します。体も拘束します。命が掛かっているので、これは、いいですか?ではなくて、しますの確認になります。この確認がとれないと手術は行えませんのでそのつもりで。

今手術を待っていますが、もっと重篤な人がいるので、そちらの方が先に手術室に入ります。その間も、いつどうなるかがわかりませんし、手術中に亡くなる可能性も50%以上あります。お父様の年齢だともっと確率は高くなります。手術後は先に言った通り、人工呼吸器は当面は外せず、たぶん、このまま(呼吸器をつけたまま)になると思います。とにかく、命が掛かっているので、手術中も絶対に病棟に待機していてください。」

そして、入院にかかわる様々な説明があり、書類の山に記入。

この時5時は過ぎていたかと思います。Gオさんが倒れてからすでに3時間半。

この間、オットも、Gオさんに対面していません。

サインを終わったオットに、とにかく、弟(Gオさんの次男)に連絡するようにいい、とどちゃんは、眠い目をこすりこすり、眼鏡をとって目を瞬きながら必死のメール。私も、自分の子どもたち(Gオさんの孫)にメール。そして、私も早朝からの施設訪問の仕事が入っており、幸い予備に出動人数を増やしてあったので、リーダーに今日は行かれない旨の連絡を入れておきました。早朝にも関わらず、ほどなく、残りのメンバーで行きますから心配なくの返信が返ってきました。

後で考えると、この時にメールをしておいてよかったのです。

Gオさんの様子は直にはまだ見れない時でしたが、メール機能があって、本当に助かりました。メールなら、その時出れなくても後で読めますし、入院先などの細かい情報も入れておけば何度も確認できますからね。

この後は、やっと、Gオさんに対面となり、携帯電話の使用できないところにしばらくいることになります。

そして、メールを見た関東地区にいる義弟も、一番の電車に乗り、駆けつける事になったのです。

続く~~