曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

式場の介護事情~~(^_^;)

2016年11月04日 | 冠婚葬祭

B子さん連れての、結婚式場での、介護事情でございますよ。

いよいよ、結婚式場にたどり着き、そこには、車椅子を借りてあるから大丈夫!のはずだったんですが…。

坂の上のおしゃれな式場…。

が、坂の上つうことはですねえ、坂なんですわ。

つまり土地が傾斜しているつうことで!

玄関に、もう車いすはスタンバイで、直ぐに車いすに乗せられたBこさん。

待っていたのは、上り口ももう数段の階段!

げげ!上で車いすのほうがよかったんじゃない?と思ったら、ささっと男性スタッフ2人で階段はあげてくれたんですが、さて、控室。

そこの備え付けの椅子に乗せるに、また大騒動。

ひじ掛け付きの大きな椅子で、テーブルも高く…、Bこさん、テーブルの淵で首つり状態"(-""-)"

またねえ、待たされたのよね~~。そして、Bこさんもヘアメイクご希望だったんで、部屋の移動!

もちろん、段差あり"(-""-)"段差あり、さらに段差"(-""-)"

その都度スタッフ~~!状態。つうか常にスタッフ(このときは女性)がすっ跳んできてくれました。

ヘアメイクがすんだら、また控室に戻りまたまた大テーブルの周りに座って、今度は親族紹介。

Bこさんは、立たずに紹介したんですけどね、たぶん皆さんからは斜めった頭しか見えなかったんじゃないかと…。

ほいでもって!雨が降ってきました~~。なにせ、庭園でのお式が売りのこの会場。仕方なく?フロアで挙式に、披露宴が行われたんですけど、ケーキカットもないしなんか、華がなかったんですよ。

お料理はおいしくて、だったんですけど、狭いし他のテーブルに回る余裕がない幅の狭い会場で、お祝いの言葉とかも、その場で立って言うという感じでして、中にはスマホをいじっている人も出てきたりして、はあ?って思いましたよ。

祝辞も面白かったし、小さい時の写真もビデオで見て、楽しめたんですけどね、何しろ親族って遠~くにいるじゃないですか?Bこさんも見えなかったんじゃないですかねえ。

と、雨が上がってきて、庭でフラワーシャワーや、ブーケ投げ、記念撮影をすることに。

ところが、庭に出るには、らせん階段を下りなくてはならなくて、そして濡れた芝生の上にう~~む靴が駄目になるぞ!の庭に足を踏み入れるという(^_^;)

花嫁さんの通るところは、大きなタオル?で水気を吸い取っていましたけど、長い裾を引きずっているんだし、靴も裾も貸衣装とはいえ、相当汚れて次は使えないだろうなという状態。

こっちも同じくですわ。

で、しかもですねえ、庭もかなりの坂でして、芝が濡れていてよかったんだか悪かったんだかわからないですよねえ。Bこさん車いすでよかったよなんて思ってたんですが、この後ケーキカットとケーキバイキングがあるので、また、らせん階段を上がるようにと。

え~~!また上がる?

Bこさんの車いすは当然エレベーターでと思ったら、降りるときはスタッフに任せてしまったので、気が付かなかったんですけど、エレベーターがないのでスタッフが、らせん階段を車いすごとおろしたらしゅうございます"(-""-)"がーーん!

で、スタッフは、このままらせん階段を担ぎ上げますからつうんで、

「え~~!」

ですわ。

「やめてください!スロープはないんですか?」

と言ったら、庭から上がるスロープがあるというので、また、水じゃぶじゃぶして(このころまた雨が強くなってきた)傘をさしかけてもらいながら、庭を横切り、さてスロープへ!

スロープの坂は45度近くの急坂でして、車椅子が上がらない!一応私、着物を着たんですけど、バック小脇に抱えて必死で押したんで、バックの横!パックリ開いちまいました!

ぜいはあぜいはあ、しながら、もう始まってしまっているケーキカット!それを見せようと、近くまで行くと、車いすがオットに当たってしまって、そしたら、オットが怒ったんですわ。そりゃ痛かったかもしれないですけど、こっちは、必死なんですぜ!

と、わたいは逆切れしたね!

「じゃあ、自分で押してちょうだい!自分でやればわかるわよ!もう私にはできないから!」

と、車いすをオットに押し付け、わたいは後ろに下がったね。ふん!

文字通り、切れましたです!はい!

ふん!

慌ててオット、ご機嫌取りに来ましたけどね、みんなの手前、やったりましたけどね、つうかもうみんな疲れちまって、ケーキバイキングも、ちょっとだらけた感じになっちまいました。

たぶん、天気が良ければ、外でやるんで、Bこさんには中でよかったですけど、バイキングやった場所も狭いので、3つぐらいの部屋に分散したんですよ。スタッフは、Bこさんにはソファーのほうがいいからロビーになんて言うんですけど、第一花嫁が見えないし…ケーキはとれないし…、なので、「ここでいいです」とそこに粘りましたぜ。

もうねえ、気分も悪かったってこともありますけど、疲れっちゃいましたよ。ケーキもケーキカットのケーキは食べましたけど、お皿は大きいのにテーブルはちっちゃい、椅子は遠い…。

なんか、だらだらこのまま終わっちゃうのか?と思ったら、

「皆様式場にお戻りください。」

とのアナウンスで、立見席ありの、花嫁から両親への手紙、花婿のお父さんからの挨拶があり、向こうのお父さんは感極まって泣きながらのあいさつで、かんどーじゃないですか?

一番のかんど~ですよねえ。

ところがですねえ、さっきのぶっちぎれた気持ちが沸々しているもんですから、余計なんですけど、姪の両親への言葉の中の「お母さんは、子どもたちがみんな家を出て、寂しいだろうなと思ったら、毎日のように○○を習いに行ったり、映画を見たり、観劇に行ったり、旅行に行ったり、生き生き忙しく過ごしていて安心しました。」つうところに、「はあ~~ん?こっちとは、大違いよね!」なんぞ思っちまいましてね、せっかくのかんど~の言葉が、響いてこないんですわ。

これが、あとあと、わたいの気持ちを大きく変えるきっかけになったんであります~~。

ところで、まだ、1泊あるが、(とうに東京見物はこっちはあきらめとる)楽しい旅にしようなんて思っていた気持ちは、まああ~~たく無くなっちまった、わたくしめでありますよ。

このとき、この晩が、わたくし、気持ちの上では地を這いずる気分でございましたです。這いずるつうよりも、埋まってる気分ですわね。

さて、この気持ち、どうなっていったでしょうかあ~~。

まだまだ、話は続きますよ~~( ^^) _旦~~