曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

Bこさんのおしっこが採れない問題 ⑤

2021年10月13日 | 医療

Bこさんのおしっこが取れない問題がもう幾つまで来たか把握できない私。

え~~と( ̄▽ ̄;)

ここはどこ? 私はだ~れ? 頭はグルグルであります(^_^;)

あ~~!前回はその④でしたね~~。

はい!泌尿器科診察に戻ります~~。

前回エコー検査を受けたところまでお伝えしました。

 

いよいよ、尿コップにBこさんの尿採取が出来るか~~です。

前回は尿検査室でやって、車いすのまま入ると、中に私が入れないため、自分で何とか立ち上がってもらって車いすを下げる作業が必要でした。車椅子の足元のステップがまずあげられない。隙間から何とか手を入れて足を下におろしても、手すりはあってもBこさんが立ち上がる為につかまるには場所が悪く、それを耳の悪いBこさんに「車いすを下げるから何とかひとりで立っていて。車椅子を外に出さないと私がそばに行けないから」と伝えるのが大変でした。

外出用の幅が広いタイプの車いすは病院内のスペースに入れ込むにはちょっと大きすぎました。

前回の騒ぎを知っている病院スタッフは、反対側の廊下にある、車いす用のトイレを使ってみてくださいと案内してくれ、やれやれと思ったんですが、斜めにしてなんとか車いすを座面まで近づけて、無理やり手すりをつかませてたたせ……と思うが、この「立たせる」のが至難の業。立たせると言うかつかまって立ち上がった状態を車いすをどかす数秒自分で維持するのがBこさんにとってはとても難しい事だったのです。便座のすぐ横だけでなく、トイレの壁全体に手すりが付いていればいいのですが、大概のトイレは便座の両サイドに手すりが付いていて、これは横から入ろうと思うと、逆に手すりがじゃまになってしまいます。

車椅子も手すりとステップがあるので、ステップをあげて、そしてから正面につけ立たせる。そのまま車いすを後ろに引いてどけ、介助者が近くに行かなくてはなりませんが、この作業にかなりのスペースが必要です。しかも正面を向いているのを便座に座らせるのは回転して後ろ向きにならなくてはならないので、体が右に捻じれてしまっているBこさんに、狭い空間そして、不安定な足元で支えが出来ない状態で、体をターンさせるというのは至難の業なのです。

というのが、わかってはいるんですが、どうあがいても車いすをどけないとBこさんを支えられないのです。

すったもんた、何とか座らせました。

さて、紙コップを自分で持って充ててもらわない限り、尿の採取は出来ないのですが、乙女な彼女には力が入り益々足がすぼまってしまって何の空間もなくなってしまいます。

「自分で足を開いて当ててもらうしかないですよ。それか腰を浮かして私が後ろからコップを当てますか?」

何とか左手に尿コップを持たせ、それをなんとかかんとか足の間に滑り込ませ、「溜まっているからおしっこすればいいんだよ」と言い聞かせるも「出ない」「出来ない」を繰り返すBこさん。体は前に倒れ、顔が膝にくっついてしまっています。つまり2つ折れになってお腹の部分が圧迫されてしまっているので尿管が2つに折れてしまっていると思われます。

言い聞かせ言い聞かせ、体を起こさせて、やっと「出た、と、思う」と言うので見ると少しだけ尿が取れました。

ところが今度は尿コップを置く場所に、車いすを置いてしまったので、尿コップを持ったまま、車いすをどけると言う(しかも鞄を抱えて( ̄▽ ̄;))サーカス状態で、なんとか検査に出しました。

あとは、Bこさんをトイレから、いやまず便座から引っ張り出し作戦決行です。

この車椅子は大きすぎて駄目だわ!と思いながら、車いすを一旦後方の隙間に押し込み(としたら、洗面所の隙間にはまり込んでしまった(^_^;))一旦自分が前に出てBこさんを便座から引きはがしいの、手洗いさせ(この間Bこさんの手はあちこちべたべた触りまくりですわ。当然わたくしもこすりつけられつかまり(-_-;)こりゃ感染症はうつるわなと思いましたですハイ!

さて結果はいかに~~。また続いちゃうよ~~のよし子がお送りしました。