izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

「Bar Bar Bar」で中本マリさんの歌を聴く。いいね、いいねぇ~!の大感動!

2011-12-09 14:08:57 | 日記・エッセイ・コラム
 雨の降る寒い12月8日の夜、毎年恒例「Bar Bar Bar」の「Special Live 」パーティに。
今年は、中本マリ(vo) & 太田雄二(g)トリオ/米木泰志(b)井上功一(ds)のライブだ。
中本マリさんは、ワタシが好きなジャズヴォーカリストの一人。
アルトの低い声は声量もあり深みもあり、心に訴えかけてくる(ハートをわしづかみ、って感じ)。
歌は言うに及ばず、マリさんは曲の合間のトークが抜群に面白い。


久しぶりに見るマリさんは、白髪が目立つものの、素顔のままでお肌もきれい。
ディナー付きのライブだから、スタートする頃も、まだ食事中が大勢いるしお酒も飲んでいるから客席はワイワイガヤガヤと相当な賑わい。
おしゃべりや笑い声、フォークやナイフやグラスの触れ合うカチャカチャした音でざわついている。
そこににこやかに登場したマリさん、ゆったりと客席を見回してにっこり。
なんか、すごく可愛いらしくなってる。。。(65歳だって。さすが!年齢から来る魅力いっぱいだ!)
ヴォーカルマイクに接するようなステージ真ん前の正面だったので、思わずこちらもにっこり。


マリさんの歌は、どっしりした安定感が増して、声も一層深まった印象。
日本のサラ・ヴォーンか、エラ・フィッツジェラルドか、といった感じ。
この日歌った中では、ワタシは、レオン・ラッセル作の「A Song For You」と、A.カルロス・ジョビン作の「Se Todos Fossem Iguais A Voce」が良かった~。。。涙がジンワリ出てきたよ。。。
この半年余り、いろいろ煩わしいことに追われて、ヒビ割れているような気持ちがやんわりほぐれて、大きな腕に包み込まれているような幸せな気分。

こんな静かな曲のときは、客席も静まり返って、曲が終わると「ワァ~!イェ~!オオ~!!」と大大拍手喝采!
「Bar Bar Bar」のジャズライブではほとんど見られない、反応の早さ、大きさ。
マリさんもすっかり気を良くして「凄いね~!なんなの~!いいね~ここのお客!」。
「2ヶ月に一度くらいはここでライブやってるから、この辺のお客と~、こちらの辺のお客さんは~、次からも来てね」と、手を大きく広げてステージの前や脇や奥の方のお客にアピール。その仕草も可愛いンだわ。


ラストはコール&レスポンスが出来る曲を選んで「言葉は3つ、All Right!OK!You Win!ね」と言いながら、「でもこの3つに行くまで時間がかかるんだわ」と独り言のように呟いて、聞こえてる聞こえてる、OK!分かった!と客席ももうその気満々!さあ、やるぞー!
大きな声で「All Right!OK!!You Win!!!」と何度も繰り返してのコール&レスポンスで、まるでロックのステージ並みの盛り上がり。。
いや~、大大大満足のうちに、ハッピーな気分でステージ終了となりました。



すご~くいい気分で、雨も止んだし「もう一軒行こう!」と、「上町63」に。
相生町から馬車道まで、フンフンとメロディーを口ずさみながら歩く。
「Se Todos Fossem Iguais A Voce」は、カエターノ・ヴェローソの歌でよく知っている大好きな曲。
マリさんが歌うその曲は、また違った趣があって素晴らしかった!
その中の美しいフレーズが、いつまでも繰り返し浮かんでくる。


程よく歩いたところで「上町63」に到着。
この日は、高樹レイ(vo)さんとギターのデュオライブだ。
高樹レイさんは、若手の実力派だ。聴くのは初めてだったが「ジャズヴォーカリストも、いままでみたいにきれいでお色気で売ってちゃダメですね。勉強しないとね」とのトークに共感。
そうなのね。ワタシがあまり女性ジャズヴォーカルを聴かないのは、その辺にも理由があるのだった。
でも、今日はそんなことはまったく関わりなくジャズを歌うことに集中している2人のヴォーカリストを聴いて、う~ん、やっぱりライブは最高!と思った夜でした。


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