先週、8月6日に、演劇集団・INDIGO PLANTSの第4回公演である「雷電の如く」を観るべく日暮里に。
劇団を主宰する藤田信宏さんは、「エン太極拳学舎」というグループを率いる指導者でもあり、全日本武術太極拳大会で2位の成績をおさめる陳式太極拳の選手でもある。
藤田さんは、彼が高校生の頃からの陳式太極拳つながりの知り合い。
去年、一昨年と、これまで公演を観て来たが、一貫して問いかけているのが「忘れてはいけないこと」。
第2次大戦後や、幕末といった、社会が大転換する時代にあって、大きなうねりに流されることなく信念を貫いて生きた人間を描いてきている。
それを通して、日本人として、人間として、忘れてはいけないこと、を、様々な角度から伝えようとしている。
今回の主役は、幕末から明治維新にいたる時代に生きた、長州藩の高杉晋作。
「高杉晋作」って、名前だけは知っていても、何をした人かはよく知らない(私は、です)。。。。
進むに従って、時は西洋からの開国を迫る海軍の戦艦が日本の海岸に表われた頃であり、それまでの武家社会が混乱に陥った時代背景を知る。
観ていて強く思ったのが、これは今の日本と同じだ!ということ。
3.11の福島の原発事故の後、今、日本は大きな変革の時を目の前にしている。
これまでの価値観は通用しない、と、大方の国民は強く意識し、肌で感じている。
しかし、これまで社会を動かしてきた政府、大企業、既得権をもった勢力は、これからも今まで通りに事を運ぼうとしている。。。。
芝居の中で、「お前らは何をしてきた?武士だけに戦わせてきて、お前らは何をした?」という台詞があった。
これは、そのまま、今の私達に突きつけられた言葉だと思う。
今まで、深く考えることなく流れのままに投票をしたり、「他の人よりもましだから」という無責任な理由で政府を支持し、「指示する政党がない」というエラソーな態度で選挙に行かなかったりしたことはなかっただろうか?
政治や行政は人任せ、文句を言うばっかりで、自らは何も行動してこなかったそのツケが回ってきたのだ。
劇中、高杉晋作が「これからは、みんなが戦う(時代なのだ)」と言う場面があった。
それは、まさに、今を言い表している言葉だ!
毎週金曜日の夜に国会議事堂前に集まる人たちは、「これからは一人一人が意見を表明し、(原発と)戦う!」との思いで参加しているのだと、強く感じた。
8月の広島、長崎の原爆記念日、メディアはオリンピックのニュースで賑やかだったけど、う~ん、それでいいのか~?
広島ー長崎ー福島は、日本人として「忘れてはいけないこと」そのものだ(もちろん、そこには沖縄もあるね)。
議事堂前に行けなくても、せめてもの"貧者の一灯"と、政府へのパブリックコメントを締め切りギリギリにネット送信。
今までは、私一人が何かをしてもしなくても何も変わらないだろう、との思いがちょこっとでもあったと思う。
でも、一人でも意見を表明することが、この先の新しい時代の小さな一石になるだろうと、芝居を観て思ったのであった。
それにしても、昼の部に向かうちょうどその時間に、ものすごい雷と大雨。。。。。
去年も、確か、日暮里駅に着いた時に雷と大雨。。。。。
まさに「雷電の如く」な8月6日の空、でありました。
INDIGO PLANTSのHPは http://indigoplants.web.fc2.com/
劇団を主宰する藤田信宏さんは、「エン太極拳学舎」というグループを率いる指導者でもあり、全日本武術太極拳大会で2位の成績をおさめる陳式太極拳の選手でもある。
藤田さんは、彼が高校生の頃からの陳式太極拳つながりの知り合い。
去年、一昨年と、これまで公演を観て来たが、一貫して問いかけているのが「忘れてはいけないこと」。
第2次大戦後や、幕末といった、社会が大転換する時代にあって、大きなうねりに流されることなく信念を貫いて生きた人間を描いてきている。
それを通して、日本人として、人間として、忘れてはいけないこと、を、様々な角度から伝えようとしている。
今回の主役は、幕末から明治維新にいたる時代に生きた、長州藩の高杉晋作。
「高杉晋作」って、名前だけは知っていても、何をした人かはよく知らない(私は、です)。。。。
進むに従って、時は西洋からの開国を迫る海軍の戦艦が日本の海岸に表われた頃であり、それまでの武家社会が混乱に陥った時代背景を知る。
観ていて強く思ったのが、これは今の日本と同じだ!ということ。
3.11の福島の原発事故の後、今、日本は大きな変革の時を目の前にしている。
これまでの価値観は通用しない、と、大方の国民は強く意識し、肌で感じている。
しかし、これまで社会を動かしてきた政府、大企業、既得権をもった勢力は、これからも今まで通りに事を運ぼうとしている。。。。
芝居の中で、「お前らは何をしてきた?武士だけに戦わせてきて、お前らは何をした?」という台詞があった。
これは、そのまま、今の私達に突きつけられた言葉だと思う。
今まで、深く考えることなく流れのままに投票をしたり、「他の人よりもましだから」という無責任な理由で政府を支持し、「指示する政党がない」というエラソーな態度で選挙に行かなかったりしたことはなかっただろうか?
政治や行政は人任せ、文句を言うばっかりで、自らは何も行動してこなかったそのツケが回ってきたのだ。
劇中、高杉晋作が「これからは、みんなが戦う(時代なのだ)」と言う場面があった。
それは、まさに、今を言い表している言葉だ!
毎週金曜日の夜に国会議事堂前に集まる人たちは、「これからは一人一人が意見を表明し、(原発と)戦う!」との思いで参加しているのだと、強く感じた。
8月の広島、長崎の原爆記念日、メディアはオリンピックのニュースで賑やかだったけど、う~ん、それでいいのか~?
広島ー長崎ー福島は、日本人として「忘れてはいけないこと」そのものだ(もちろん、そこには沖縄もあるね)。
議事堂前に行けなくても、せめてもの"貧者の一灯"と、政府へのパブリックコメントを締め切りギリギリにネット送信。
今までは、私一人が何かをしてもしなくても何も変わらないだろう、との思いがちょこっとでもあったと思う。
でも、一人でも意見を表明することが、この先の新しい時代の小さな一石になるだろうと、芝居を観て思ったのであった。
それにしても、昼の部に向かうちょうどその時間に、ものすごい雷と大雨。。。。。
去年も、確か、日暮里駅に着いた時に雷と大雨。。。。。
まさに「雷電の如く」な8月6日の空、でありました。
INDIGO PLANTSのHPは http://indigoplants.web.fc2.com/
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