讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

アルインコHFトランシーバー DX-SR9 にコリンズフィルターを取り付けた。

2014-07-14 20:00:00 | 無線・ラジオ・家電・パソコン
 注文していた、コリンズのフィルターが入荷した。


 基板は近くのハムショップに注文したが、フィルターの取り扱いはしていないとのことで、ネットで探して無事に入手。

 取説に従って、各フィルターを半田付けしていきます。各フィルターにつき、3箇所半田付けします。足の位置が決まっているので、間違えて取り付ける心配はありません。


 次にSR9の底盤を外して、メイン基板のフィルター取り付け位置を確認します。ここで、該当するフィルターに対応しているチップ抵抗を外していきます。


 一つのフィルターに対して、2個のチップ抵抗を取り除きます。取説を見ながら、絶対に間違えてはいけません。一度取り外すと、元に戻すのは至難の業です。この一連の作業の中で、チップ抵抗を取り外すことが、一番難しいでしょう。

 半田ごてで、チップ抵抗の足の部分を加熱します。精密ドライバーを使い、半田が溶けた頃を見はからって、取り外します。

N村「よっしゃ、溶けてきたな。わ~!!」 勢い余って、どこかに吹き飛んだ。

 6個中、4個吹き飛ばした。(下手くそやな) 基板を逆さまにして、どこかに飛んだであろうチップ抵抗を振り落とした。基板上に残っていて、ショートしたら最悪である。

 最後に無水アルコールで洗浄して、フィルター基板をソケットに差し込んでおしまい。幸いなことに、ショート等は無かったようだ。

 さて使用感である。


(1)CW(0.5KHz)のナローにすると、確かにフィルターの効果がある。最初から搭載されているセラミックフィルターとは比べものにならないくらい良い。ちゃんと、ゼロイン出来そう。フィルター特性だが、結構ブロードな感じがする。つまり、今時のDSPとは違いスパッと切れる感じではない。TS-520に0.5KHzのCWフィルターを搭載したような感じかな。これで、通常のCW QSOは不都合無く行える。ま、使えるトランシーバーになりました。

(2)2.5KHzのSSBフィルターを搭載しました。SSBに関しては、セラミックフィルターでも違和感は感じなかったが、オプションを買い損ねると、将来欲しいと思っても手に入らなくなることが多々あるので、とりあえず購入。2.5KHzというと、ちっょと狭いかなという気がしていた。実際に音を聞いてみると、心持ち音質が劣化したような気もする。しかし、混信には強くなるので、ローバンドを主体として運用する人にはいいだろう。運用の主軸をどこに置くかによるかな。

(3)AMフィルタ(6KHz) 無くてもあってもいいかなと思ったが、(2)の理由により購入。ラジオ放送を聞くと、やや帯域が狭くなった(セラミックフィルターに対して)かなと分かる程度。放送波を聞くなら無くてもいいと思う。アマチュアバンドでAM運用をするなら、搭載した方がいいかも。

 ということで、主観的ですが、CW運用には価値あるコリンズフィルターであると思う。通常の交信なら0.5KHzでもいいが、コンテスト用なら0.3KHzかな。(すんません、0.3KHzは使ってませんので、使用感は予測です) しかし、SR9をコンテスト用のメインリグに使うことは、あまりないと思いますが。

 SSB,AM用の搭載については、お好みかな。

 測定器を使って調べた結果では無く、あくまで実際に耳で聞いた感じです。