DXCC Wanted List 第二位となるブーベ島の33年ぶりになるDXペディションが始まった。南極大陸に近く絶海の孤島の過酷な気象条件のためか、ヨットが島に接近してからもしばらく電波が出ることはなかった。世界中がかたずをのんで見守る中、10MHzのCW/FT8で運用が始まったようだ。10MHzだけの運用ということは、機材の上陸・アンテナ・キャンプサイトの設営に手間取っているのだろう。DXクラスターには情報が上がるが、我が家のダイポールではかすりもしない。
ちなみに33年前といえば、横浜の集合住宅に住んでいた時で、ベランダにHFのバーチカルを建てて、CWで国内+米国西海岸や近隣アジア(くらいがせいぜい)という設備で運用していました。なので、前回のブーベ島のペディションなんて、蚊帳の外でした。
そうこうしているうちに、数日後には14~21MHzでクラスターに情報が上がるようになり、ある程度のキャンプサイトが設営されたようだ。しかしながら南極大陸は遠く、蚊の鳴くような信号しか聞こえてこない。それにパイルアップは強烈で、FT-2000DのSメーターを振り切るくらいの強さでJA各局が呼んでいる。
一度、21MHzでSメーターを振らしてくるくらい強いFT8の信号を見て、パイルアップに参加してみたが、全く歯が立たずあえなく退散した。
という前振りがあり、FT8のF/Hモードだろうと思いWSJT-XをF/Hモードにして呼ぼうとしたら、逆のシーケンスのため呼べないのである。(WSJT-Xの仕様です)
①逆シーケンスで呼ぶ局がある。(当然相手にはデコードされない)
②ノーマルモードで呼ぶ局がある。(Grid付きで呼べば応答があるかもしれない)
③3Y0J 側が応答した時に、呼んだ周波数でレポートを返す局がある。(ログインされているのか?)
こんな運用は初めてなので、混乱しました。みなさん混乱しているようです。しかし、ログインされていそうな局もいます。なんでだ?
いろいろ調べていたら、3Y0Jチームのニュースレターを見つけました。
dxnews.com/3y0j/
かいつまんで紹介すると、以下のとおりです。
①FT8では、JTDX使用が推奨される。(JTDXでは、FT8のシーケンスを選択できる)
②ノーマルモードで呼んで応答があってもNIL(Not in the Log)になる。(1000Hz以上でレポートを送ってもデコードされない)
③WSJT-Xで呼ぶ場合の注意点も示されています。以下の条件で、交信が可能とのこと。(逆シーケンスになっている場合)
・F/Hモードにはしない。
・ノーマルモードでGrid付きで呼ぶ。その場合は、1000Hz以上でなければならない。(1000Hz以下はデコードしない)
・応答があったら、すばやく手動で1000Hz以下の周波数で応答のレポートを送る。(素早くがコツ)その場合の周波数は、3Y0Jの送信周波数より高くないといけない。(低いとデコードされない)
④素早い操作が求められるので、それを避けたい人はJTDXのF/Hモードがいいだろう。ただし、WSJT-XとJTDXの操作は微妙に異なるので、いままでJTDXを使ったことが無い人は慣れが必要。(自分も、初めてインストールしました)各種設定もあるので、早めの準備が必要でしょう。
我が家の弱小設備ではSSB/CWは無理と諦めて、唯一チャンスのありそうなFT8にかけて、JTDXのインストールを行い習熟運転をしようとしました。
昨日の夜中ですが、18MHz CWにレポートが上がってたので聞いてみた所、かすかに信号が聞こえます。ご本尊の上10KHzまでパイルアップです。数回呼んでみましたが無理でした。南極近くからの信号はフェージングがあり、徐々に聞こえなくなりました。信号の消失と共にパイルもなくなり静まりかえりました。30分くらいその周波数を聞いていたら、なんかかすかに信号が聞こえます。ヨーロッパとQSOしているようですが、3Y0Jの応答に反応が鈍いようで何度も同じ局に「〇〇599」を送っています。ほとんど全世界的にパスも無いようで、CQ 3Y0J UPと打っているのがかすかに聞こえます。しばらく待っていると信号がふっと浮き上がる瞬間があるので、タイミングを見計らって高速のCWで(相手のスピードくらい)呼んだら、応答があったような無いような? 再度呼んだらはっきりと自局のコールが確認できました。まだLOGはアップロードされいてないのでなんとも言えませんが、交信できたかなという期待はあります。それも、ほとんどノーパイルでした。パイレートじゃないといいのですが。(本物なら、ワンチャンスを生かしたことになります)
世紀のDXペディションなので、チームから以下の要望が出ています。
①交信できたという確証があれば、他のバンド・他のモードで呼ばないでほしい。ATNO(All Band New One)オールバンドで1回限りの交信として、他の局にチャンスを与えてほしい。
②特にSSB/CWで交信した局は、FT8で呼ばないでほしい。FT8は小さな局にチャンスを与えてほしい。
ということです。FT8を聞いていると、JA局はリグのSメーターが振り切るくらいなので、BigGunが大挙して呼んでいると思われます。どの局が複数回交信しているかは現時点では分かりませんが、ペディション終了後に発表されるかもしれませんね。やったもの勝ちということになるのかもしれませんが。
JTDXはなんとなく使いづらいので、通常使いはWSJT-Xに戻します。どちらがいいかは、慣れの問題とは思います。
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ふと思い出したのだが、「エイリアンvsプレデター」の舞台になったのがブーベ島でした。衛星の観測データによると地下に不思議な熱源があり、行ってみると斜めの穴が開いていた。下りてみると・・・DVD買ったな。
ちなみに33年前といえば、横浜の集合住宅に住んでいた時で、ベランダにHFのバーチカルを建てて、CWで国内+米国西海岸や近隣アジア(くらいがせいぜい)という設備で運用していました。なので、前回のブーベ島のペディションなんて、蚊帳の外でした。
そうこうしているうちに、数日後には14~21MHzでクラスターに情報が上がるようになり、ある程度のキャンプサイトが設営されたようだ。しかしながら南極大陸は遠く、蚊の鳴くような信号しか聞こえてこない。それにパイルアップは強烈で、FT-2000DのSメーターを振り切るくらいの強さでJA各局が呼んでいる。
一度、21MHzでSメーターを振らしてくるくらい強いFT8の信号を見て、パイルアップに参加してみたが、全く歯が立たずあえなく退散した。
という前振りがあり、FT8のF/Hモードだろうと思いWSJT-XをF/Hモードにして呼ぼうとしたら、逆のシーケンスのため呼べないのである。(WSJT-Xの仕様です)
①逆シーケンスで呼ぶ局がある。(当然相手にはデコードされない)
②ノーマルモードで呼ぶ局がある。(Grid付きで呼べば応答があるかもしれない)
③3Y0J 側が応答した時に、呼んだ周波数でレポートを返す局がある。(ログインされているのか?)
こんな運用は初めてなので、混乱しました。みなさん混乱しているようです。しかし、ログインされていそうな局もいます。なんでだ?
いろいろ調べていたら、3Y0Jチームのニュースレターを見つけました。
dxnews.com/3y0j/
かいつまんで紹介すると、以下のとおりです。
①FT8では、JTDX使用が推奨される。(JTDXでは、FT8のシーケンスを選択できる)
②ノーマルモードで呼んで応答があってもNIL(Not in the Log)になる。(1000Hz以上でレポートを送ってもデコードされない)
③WSJT-Xで呼ぶ場合の注意点も示されています。以下の条件で、交信が可能とのこと。(逆シーケンスになっている場合)
・F/Hモードにはしない。
・ノーマルモードでGrid付きで呼ぶ。その場合は、1000Hz以上でなければならない。(1000Hz以下はデコードしない)
・応答があったら、すばやく手動で1000Hz以下の周波数で応答のレポートを送る。(素早くがコツ)その場合の周波数は、3Y0Jの送信周波数より高くないといけない。(低いとデコードされない)
④素早い操作が求められるので、それを避けたい人はJTDXのF/Hモードがいいだろう。ただし、WSJT-XとJTDXの操作は微妙に異なるので、いままでJTDXを使ったことが無い人は慣れが必要。(自分も、初めてインストールしました)各種設定もあるので、早めの準備が必要でしょう。
我が家の弱小設備ではSSB/CWは無理と諦めて、唯一チャンスのありそうなFT8にかけて、JTDXのインストールを行い習熟運転をしようとしました。
昨日の夜中ですが、18MHz CWにレポートが上がってたので聞いてみた所、かすかに信号が聞こえます。ご本尊の上10KHzまでパイルアップです。数回呼んでみましたが無理でした。南極近くからの信号はフェージングがあり、徐々に聞こえなくなりました。信号の消失と共にパイルもなくなり静まりかえりました。30分くらいその周波数を聞いていたら、なんかかすかに信号が聞こえます。ヨーロッパとQSOしているようですが、3Y0Jの応答に反応が鈍いようで何度も同じ局に「〇〇599」を送っています。ほとんど全世界的にパスも無いようで、CQ 3Y0J UPと打っているのがかすかに聞こえます。しばらく待っていると信号がふっと浮き上がる瞬間があるので、タイミングを見計らって高速のCWで(相手のスピードくらい)呼んだら、応答があったような無いような? 再度呼んだらはっきりと自局のコールが確認できました。まだLOGはアップロードされいてないのでなんとも言えませんが、交信できたかなという期待はあります。それも、ほとんどノーパイルでした。パイレートじゃないといいのですが。(本物なら、ワンチャンスを生かしたことになります)
世紀のDXペディションなので、チームから以下の要望が出ています。
①交信できたという確証があれば、他のバンド・他のモードで呼ばないでほしい。ATNO(All Band New One)オールバンドで1回限りの交信として、他の局にチャンスを与えてほしい。
②特にSSB/CWで交信した局は、FT8で呼ばないでほしい。FT8は小さな局にチャンスを与えてほしい。
ということです。FT8を聞いていると、JA局はリグのSメーターが振り切るくらいなので、BigGunが大挙して呼んでいると思われます。どの局が複数回交信しているかは現時点では分かりませんが、ペディション終了後に発表されるかもしれませんね。やったもの勝ちということになるのかもしれませんが。
JTDXはなんとなく使いづらいので、通常使いはWSJT-Xに戻します。どちらがいいかは、慣れの問題とは思います。
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ふと思い出したのだが、「エイリアンvsプレデター」の舞台になったのがブーベ島でした。衛星の観測データによると地下に不思議な熱源があり、行ってみると斜めの穴が開いていた。下りてみると・・・DVD買ったな。