中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

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ブログで1番多く使われている言語

2016年06月29日 | コンサルティング

「ブログを頻繁に更新されているようですが、その目的は何ですか?」

これは、弊社のホームページ作成を委託している会社の担当者から受けた質問です。

このブログの目的は、もちろんお客様への情報提供なのですが、毎週2回の更新については正直に言うとあまり深く考えたことはなかったので、冒頭の質問を受けて改めてブログの目的や頻度を考えるきっかけとなりました。

また、たまたま最近、百田尚樹さんの「夢を売る男」(太田出版)を読む機会がありましたので、「ブログそのもの」についても調べてみました。

「夢を売る男」は自費出版を行う出版社と、出版を夢見る人たちを追った物語なのですが、「世界中のインターネットのブログで1番多く使われている言語は日本語だ」ということが書かれていました。実際、自分でも調べてみたところ、米国テクノラティ社の2007年4月の発表によると、日本語による発信量が英語を抜いて世界一と報告されていて、シェアは37%だったそうです。現在ではどれくらいのシェアになっているのでしょうね?

世界の人口は約70億人で、そのうち日本人は約1億人です。この数字と上記のシェアを考えあわせれば、いかに日本人でブログを書いている人が多いかがわかります(日本語のブログですから、書いている人はほぼ日本人と言っていいと思います)が、その理由は何なのでしょうか。

総務省 情報通信政策研究所の「ブログの実態に関する調査研究」(2009年3月)によると、ブログは特別な知識を必要とせずに情報発信が可能であることや、無料のブログサービスが数多く提供されるようになったことが急速に普及した要因としています。

2006年3月時点のブログ登録者数は868万人で、2007年中も月間平均4,000万件以上の記事が書き込みされ続けており、極めて活発な情報発信が続いていたそうです。また、2008年での国内ブログ数は1690万件、アクティブブログ(1か月に1回以上更新)は約300万で、全体の20%だそうです。ブログ登録者だけで考えると、日本人の14人に1人が登録していることになります。では、ブログ開設の理由は何でしょうか?主な動機は、「自己表現」(31%)、「コミュニティの形成」(26%)、「アーカイブ型利用」(25%)、「収益目的」(10%)、「社会貢献」(8%)の順に多く、開設する目的も多様化しているとのことです。

百田さんの「夢を売る男」では、「日本人は世界中で1番自己表現したい民族」という表現をしています。たしかに、身近な例でいえば電車の中の光景を考えてみても、老若男女問わず実に多くの人がスマホや携帯を操作しています。ゲームをしている人も多いようですが、きっとツイッタ―やフェイスブックなどのSNSで情報発信したり、メールをやり取りしている人も相当いるでしょうから、自己表現したい人が多いというのは納得できる気がします。

今回のデータと照らし合わせてみると、弊社もスタート後7か月間は毎日、その後は週に2回ブログを更新していますから、「自己表現したい人たち」?であるということでしょうか?

ブログをスタートさせてから3年2か月になりますが、継続してわが人材育成社のブログを読んでくださっている皆様、いつも読んでくださってありがとうございます。この場をお借りして改めてお礼を申し上げます。

弊社では引き続き「アクティブブログ」を続けていきますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします。

(人材育成社)