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SHOE DOGと数字は人格-社長が読むべき「借金」本

2018年01月21日 | コンサルティング

正月休みに2冊のベストセラー本を読みました。1冊は「SHOE DOG(シュードッグ) 」もう1冊は「数字は人格」です。前者は「ナイキ」の創業者の自伝です。書店に行くと必ず目に留まるところに山積みされています。後者は株式会社武蔵野の社長・小山昇氏の書いたビジネス書です。

いやはや恐れ入りました。両方ともほとんど一気読みでした。「SHOE DOG」は翻訳ものですが文章がとても良いです。もちろん原文が良いのでしょうが、たいへん読みやすい翻訳でした。自伝でありながら、まるで映画を観ているような感覚で読んでしまいました。ナイキと日本の深いつながりも興味深く、アメリカ人から見た日本人の姿に「なるほど、そうか!」と驚くことがたくさんありました。

「数字は人格―できる人はどんな数字を見て、どこまで数字で判断しているか」は「中小企業の社長のコンサルティングをしている中小企業の社長」小山氏が、決算書(主役はバランスシートです)を軸に経営者が身につけておくべき数字について語っています。小山氏の独特の語り口が相変わらずストレートでわかりやすく、これもまた「なるほど、そうか!」の連続でした。

さて、内容も著者も全く異なる2冊ですが驚くべき共通点があります。それも細かい点などではなく、メインテーマといえるものです。

それは何かといえば「借金」です。ずばり2冊とも借金が準主役の話です。

「SHOE DOG」は借金との競争、「数字は人格」は借金との共存について書かれています。

お金に追いかけられながら全力疾走する経営者の皆さんは「数字は人格」を、借金にはあまり興味がないという方は「SHOE DOG」を読んでみてください。きっと新しい視点を手に入れることができると思います。

最後に「数字は人格」からひとこと。

「無借金は社長の『犯罪』」だそうです。

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