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DXの地から届いた切手 Belarus(9)

2019年02月01日 00時00分58秒 | DX stamp

EU - Belarusの切手

 黒海からバルト海の間の大平原のほぼ真ん中に位置している海無し国である。

その地理的環境により、太古からノルマン、スラブ、ロシア、ユダヤ、アジア騎馬民達が

ぶつかり融合してきた人種の交差点となり、血が混ざることが原因なのだろう、この国はやたらめったら美人が多いことで有名だ。

無線では、旧ソ連時代のベロルシア・ソビエト社会主義共和国だった時も含めてアクティビティ高いので容易に交信でき

東欧、バルト三国、ウクライナと同様に容易に交信できるヨーロッパだ。


 ソ連崩壊の時からベラルーシ初代大統領になったルカシェンコが今も大統領で「ヨーロッパ最後の独裁者」の

異名通り、前回のSwaziland国王と似たり寄ったりじゃないかと見えるお方の様だが、ネガティブな話ばかり

取り上げても楽しくないので割愛する。


画家シャガールとテニス選手シャラポア

シャガールはソ連時代のベラルーシに生まれたユダヤ人、シャラポアも生まれはロシアだが両親はベラルーシだ。

シャガールはナチスに追われてアメリカへ行き、シャラポア両親はチェルノブイリの放射能に追われてロシアへ行った。

二人ともアメリカへ渡って活躍の環境を見出した。

ベラルーシは大平原で森とジャガイモの国。世界に羽ばたくには田舎過ぎたのだろうか。


二人の生き様を見ていると、何というか逞しさの様なものを強く感じる。

才能があるのは勿論だが、ブレない意思と柔軟な発想が上手に使い分けられていると思う。

たぶん人種の交差点であることと、透き通った北欧の白い肌を持っていることと

大国ではないこと、等々の地理環境がこういう生き方を育んだのだろう。


 ウクライナ同様にロシアは吸収統合したいようだが、バルト海3国同様に

ユニークな国は独自の生き残り方を突き詰めてもらいたいと思う。
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