8R - Guyanaの切手
ガイアナ共和国
No.11で取り上げたSurinameの隣、南米の北岸に並ぶ国
Surinameで細かく書いたが、ここは英国が分捕ったギニアだ。
同じ様なことを書くことになるので、話題を変える。
となるとガイアナと言えば、世界最高額で落札された記録を持つ古切手だ。
19世紀にまだイギリス領ギニアだった当時、例によってロイヤルメールを倣ってここでも切手が発行されだした。
実際に4centと1centの切手が発行されたそうだが、当時のこの地で使うものはおらず
記録によれば8名が使い、4cent切手を8枚、うち1枚に速達用に1cent切手が使われ、他の利用は無かった様で
他は全て焼却による廃棄処分されたとのこと。
これがその世界に1枚だけある使用済みの1cent切手

ところがだ、
その1枚しか現存されていない1cent切手。その後転々と競売されていく。
一時は米製薬大手デュポン社創業者が落札し、銀行金庫に仕舞われたまま他界。
それが2014年に遺産としてニューヨークのサザビーズオークションに登場した。
British Guiana 1¢ Magenta stamp sold for $9.5 million
なんと1cent切手1枚が950万ドル。ざっと10億円程度。
誰も見向きもしなかったことが功を奏して、極レア切手になって陽の目を見た。
切手おそるべしだ。
手元に表題の写真の鳥の絵柄の切手と、もう一つ下記の物があった。
100年くらい経ったら、ビンテージ値が付くか?、いや、もう付くことは無いだろう。
