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DXの地から届いた切手 Guyana (16)

2019年02月22日 00時01分01秒 | DX stamp

8R - Guyanaの切手

ガイアナ共和国

No.11で取り上げたSurinameの隣、南米の北岸に並ぶ国

Surinameで細かく書いたが、ここは英国が分捕ったギニアだ。

同じ様なことを書くことになるので、話題を変える。


 となるとガイアナと言えば、世界最高額で落札された記録を持つ古切手だ。

19世紀にまだイギリス領ギニアだった当時、例によってロイヤルメールを倣ってここでも切手が発行されだした。

実際に4centと1centの切手が発行されたそうだが、当時のこの地で使うものはおらず

記録によれば8名が使い、4cent切手を8枚、うち1枚に速達用に1cent切手が使われ、他の利用は無かった様で

他は全て焼却による廃棄処分されたとのこと。

 これがその世界に1枚だけある使用済みの1cent切手



 ところがだ、

その1枚しか現存されていない1cent切手。その後転々と競売されていく。

一時は米製薬大手デュポン社創業者が落札し、銀行金庫に仕舞われたまま他界。


 それが2014年に遺産としてニューヨークのサザビーズオークションに登場した。

British Guiana 1¢ Magenta stamp sold for $9.5 million


 なんと1cent切手1枚が950万ドル。ざっと10億円程度。

誰も見向きもしなかったことが功を奏して、極レア切手になって陽の目を見た。

切手おそるべしだ。

 手元に表題の写真の鳥の絵柄の切手と、もう一つ下記の物があった。

100年くらい経ったら、ビンテージ値が付くか?、いや、もう付くことは無いだろう。
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