rftgyふじこlp:今は反芻している…JP1NOM

のんべんだらりと生きてしまいましたよ。

ロボット自動車

2007年11月10日 20時34分40秒 | クルマ


DARPA主催の無人ロボット自動車レースというと、砂漠で行われた初期のレースを思い出す。このときは完走がいなかったと思う。それがほんの数年でカリフォルニア州の道交法を遵守した走りが可能になるほど進化した。

Robot Watchのページにある動画を見れば、これが本当に自律走行するロボットなのか?と驚いてしまう。しかも模擬市街地を複数のロボットを含む車両と共に走っているのだ。ちゃんと~いかない物もあるようだが~交差点で一時停止し、他の車両と協調しながら。

いくらASIMOが優れていても、交差点で信号待ちしたり、一時停止はできないだろう。もっともASIMOは人間が活動する空間での作業を念頭に置いているので、目指す方向性が異なるのだが…


わずか数年で市街地を走れるようになったのは、研究結果をオープンにしている事、センサーを商品化した事、プロセッサが進化した事などいろいろと理由があるようだが、とにかく勢いがあるという事だ。

でも処理はかなり煩雑らしく、マルチコアプロセッサ搭載のノートパソコンを10台ほど搭載しているという。


ロボット開発の動機が日本とは大きく異なっていることはおもしろい。DARPA主導という事からも明らかだが、兵士一人を育てるコストが高騰しているので、無人車両を作るというのだ。こういう発想は第二次大戦あたりでも明確だった。日本は軽量化と~物資不足~で飛行機は装甲板をほとんどつけていなかったが、アメリカは乗員保護に重きを置いた。その結果「落ちにくい」戦闘機が開発された訳だ。

開発者側は自律走行の技術開発ができればよし、賞金がもらえればなおよし、DARPAに取り上げられれば一層よし、という所か。


ASIMOが日曜の渋谷を自律歩行できるようになれば、DARPAに勝ったと言えるかな??

無知の知

2007年11月10日 08時26分48秒 | 科学・技術
新しい中間子発見 素粒子4個で電荷持つ 高エネ研発表

素粒子を形作る粒子というのがあって、もしかするとその粒子を形作る粒子もあるんじゃないか、そうなると次元が5次元だ、6次元だと増えていくのではないか?などなど…オカルトか擬似科学と区別付かなくなってくるのだが、とりあえず2,3,5などの組み合わせしかなかったと思われた、クオークの組み合わせに4というのが見つかった事は、間違いないようだ。

電荷の持ち方も常人の理解を超えていて、この粒子とこの粒子でマイナスの電荷とか、せいぜい電子の電荷しか知らない人間にとっては未知に世界だ。


真空が何もない空間と思っていたのに、実は反粒子が充満してんじゃないか、とか、モノポール(N極子とS極子)があるんじゃないか、とか、世の中は実に不思議である。モノポールがあるならアンペールの発見は全く表層的な発見で、本質とはかけ離れていた事になる。

しかも10-nの素粒子の世界は、10nという大宇宙の世界と直結してる。ミクロの発見がマクロ宇宙を規定し、マクロ宇宙の観察から素粒子が求められる。

きっとホーキング博士はビッグバンや、それ以前の宇宙の歴史を大方見通しているんだろうけど、凡人には流星が光る原理すら生半可にしかわからない。

点の様な存在からビッグバンを経て現在の宇宙になったとして、その点のような存在~空間も時間も物質も混沌としている~まさに0次元の空間というのも想像出来なければ、その0次元以前も全くわからない。


でもさ、目に見えない、電子顕微鏡でも見えない物質の話だ。もしかして適当に「あった、あった、見つかった」と言ってるだけかもしれないよ。

素粒子の世界がどんどん明らかになると、アインシュタインの相対性理論も一般的じゃなくなるのかもね。紐だかトンネルだか虫の穴だか知らないけど、空間をショートカットできれば光の速度を超えられるかもしれないんだから。

で、このニュースのポイントは、ほとんどの人間に対して「君は何も知らないんだよ」という事を教えてくれる、という事に違いない。

お家騒動

2007年11月10日 08時04分10秒 | ニュース
「ひこにゃん商標認めぬ」 デザイン男性、彦根市相手に調停申し立て


NHK BS NEWSより


彦根市の市民権を獲得したひこにゃんだが、とんだお家騒動に巻き込まれたようだ。猛暑の中、フラフラになりながら活躍したひこにゃんだが、デザイナー側の意図しない利用、性格づけ、果ては承諾なしに商標登録した事が契約に反しているという。

この手の争いはテレビ神奈川の某キャラとデザイナーの間でもあったが、マスメディアとの契約ではかなりいい加減な契約が多いという事で、契約のあり方がもっと問題視されてもよかった。

しかし今回は『彦根城築城400年祭実行委員会』という、公的な組織との契約である。契約書がどのようになっているのか全くわからないが、『400年祭のPRに限定していたはず』という主張が正しければ、実行委がデザイナーの意志を踏みにじったととらえられても仕方ないだろう。

争点は期間限定であったのかどうか、「著作権」が委譲されたこと、商標権を市が取った事あたりになるだろうが、契約内容を精査し、適切に処理してもらいたいものだ。

「ゆるキャラ」が「揺れキャラ」になってしまうのはつまらない。


そういえば発表当初ほとんどフリーウェア扱いでひこにゃんの使用を認めていたようだけど、キャラデザインは一般からの募集だと思ってた。プロに頼んでコンペで決めたとしたら、そう簡単にはいかないと思ったからだ。

うがった見方をすると、予想外にヒットしたひこにゃんを手放すのが惜しくなった、とも取れるけど、はてさて、どういう結論になるでしょうか?