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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

国の素

2010-09-10 08:34:53 | 日記
 9月9日は憲法9条のことを考えよう、という運動が起きているらしい。良いことだと思う。昨日は私も日本国憲法 第二章 戦争の放棄 を再度読んでみた。

第九条 戦争放棄、軍備及び交戦権の否認


 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。


 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 300万人を越える犠牲者を出し、2発の原爆を受けて書かれた憲法だ。今、この9条をどう解釈するか意見が分かれるだけでなく、憲法の生まれた背景をめぐっても論議があって、今の日本の実情に合わせて改正しようという動きも強い。「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と言うのは実情にそぐわない、というわけだ。日本では、予算の中でも自衛隊の予算は防衛費と呼んで軍事費とは呼ばない。この防衛費を軍事費と考えて世界各国と比較すると、額だけで見ると世界で5位か6位ぐらいの予算をつぎ込んでいる実情がある。自民党が与党だった時には、憲法を変えて徴兵制度を復活させようという意見が自民党内で交わされていたという。

 家族を失い家を失い食べるものも無く、明日どう生きればいいのかさえわからないほど打ちのめされた国民が焼け野原に立ち上がって作った憲法だ。その前文は感動的だ。以下に抜粋する。


 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

 そうだ、と私も思う。個々にはいろいろな解釈があるものの、打ちひしがれていた人々の心に、熱い気持ちを注ぎ込むような強さを感じ取ることが出来る。今こそ読み直すべき国の宝だと思えてならない。


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