わが家はいわゆる共働き世帯である。ほぼフルタイムで妻は外に出て働いている。そのため妻は私の扶養家族ではない。なのに食事を作り、掃除洗濯をし、犬のシャンプーまでしている、と言う。そのとおりだ。そこで昨年秋、日曜日は完全休日にしてやる、と言わなくても良いことをつい言ってしまった。実は誘導されていたかもしれない。その結果、ここ1年、日曜日と言えば、早く起きて洗濯機を回し、朝食のサラダのために野菜を切り、洗濯物を干し、掃除機をかけ、買い物に出、昼食を作り、洗濯物を取り込み、たたみ、しまい、夕食の準備に取り掛かり、食べた後の食器を洗ってしまって、1日が終わって行く、という生活を送っている。
すでに1年になるが、食事を用意する、つまり料理をする、という行為になかなか慣れない。毎日でなく週に1回だけだからだ、といつも言い訳を言っている。週に1回だけでも覚えがいい人は相当上手になっているはずだ。私はとてつもなく覚えが悪い。テレビの料理番組のように、まず完全に食材の下ごしらえ、と呼んで良いのかどうかもよくわからないが、とにかく野菜やら肉やらを切って小さな皿に盛って準備をしてからでないと、作業が次のフェーズに入って行かない。そのため、いつまで経っても料理に時間がかかる。切る順番を考えて、切ったものをいきなり鍋やフライパンに入れて順次調理して行けば早いはずだが、鍋やフライパンを使って調理する作業に自信がないために、火を使う作業は、じぃーっと見ていないと安心できない。ちょっとした料理をするだけで、やけに皿を使い、皿を置く場所を使う。当然洗い物は増え、食事の後の片付けにも時間がかかる。それでもおししければいい。だが、私の料理はいつも高血圧の人向きの料理のように塩味が足りない。決してまずい、というわけではない、と自己弁護しておく。まずくはないが、おいしくはない。パンチが効いたしゃっきりした料理がどういうわけかなかなか出来ない。場末の売れないラーメン屋などで野菜炒めを頼むと、出て来る少し元気がない味が私の料理の味だ。
そんな店で夜を迎えてしまうと、「はずれ」たな、と実感することになる。それに反し、油が熱く、 一口食べると元気になる強さを持った定食を出してくる汚い店もある。お、これは「当り」だ、と感慨深く心に刻むことになる。ま、修行を積むしかないか。
私たちの世代にも、中学校で技術家庭という科目の授業があったが、技術家庭は、男子が技術、女子が家庭、と男女ではっきり分かれており、男子厨房に入るべからず、などという言葉がまだ残っている状況だったことを反映して、料理洗濯関係のことについては女子の専門分野という感があった。最近は世相を反映して男女に差がない教育をしていると聞く。学校で男性も家事の基礎的なことから学習している、というのは良いことだと思う。「のだめカンタービレ」ではとてつもない料理を作る「のだめ」(女性)に対し千秋先輩(男性)はやけに料理が上手、という逆転の構図が面白かった。
この1年の日曜家事見習いにより、例えば最近ではすすぎ1回の液体洗剤が売れていることや、洗濯物の干し方のノウハウ、包丁の使い方や掃除機をかけると汗をかくことなど身をもって覚えた。中でも最も大変なのが、献立を考えることだ、というのがよーくわかった。栄養のバランスを考えた上で、飽きの来ないおいしいメニューを毎日考えてくれている世界の主婦のみなさんは、えらい。
週1回だけであっても大変なのだからこの1点だけとっても、とんでもなく大変なことだ、ということが今さらながら身に沁みた。メニューを考えてくれているみなさんありがとう。この場を借りて感謝しておきます。
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横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
すでに1年になるが、食事を用意する、つまり料理をする、という行為になかなか慣れない。毎日でなく週に1回だけだからだ、といつも言い訳を言っている。週に1回だけでも覚えがいい人は相当上手になっているはずだ。私はとてつもなく覚えが悪い。テレビの料理番組のように、まず完全に食材の下ごしらえ、と呼んで良いのかどうかもよくわからないが、とにかく野菜やら肉やらを切って小さな皿に盛って準備をしてからでないと、作業が次のフェーズに入って行かない。そのため、いつまで経っても料理に時間がかかる。切る順番を考えて、切ったものをいきなり鍋やフライパンに入れて順次調理して行けば早いはずだが、鍋やフライパンを使って調理する作業に自信がないために、火を使う作業は、じぃーっと見ていないと安心できない。ちょっとした料理をするだけで、やけに皿を使い、皿を置く場所を使う。当然洗い物は増え、食事の後の片付けにも時間がかかる。それでもおししければいい。だが、私の料理はいつも高血圧の人向きの料理のように塩味が足りない。決してまずい、というわけではない、と自己弁護しておく。まずくはないが、おいしくはない。パンチが効いたしゃっきりした料理がどういうわけかなかなか出来ない。場末の売れないラーメン屋などで野菜炒めを頼むと、出て来る少し元気がない味が私の料理の味だ。
そんな店で夜を迎えてしまうと、「はずれ」たな、と実感することになる。それに反し、油が熱く、 一口食べると元気になる強さを持った定食を出してくる汚い店もある。お、これは「当り」だ、と感慨深く心に刻むことになる。ま、修行を積むしかないか。
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