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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

アップ&ダウン

2010-10-14 08:43:33 | 日記
 チリの落盤事故からの生還劇はあまりに感動的だ。人が生きていることの喜びを映像を見ているだけで感じさせてくれる。逆にテロや戦争の愚劣さを改めて伝えてもいる。彼らを助け出すためにどれだけの努力が繰り広げられたのだろうか。当初クリスマスまでかかると言われた救出は11月を待たず に実現した。
 また、家族の存在が人の命にいかに大きくかかわっているかをまざまざと見せつけた事件でもあった。事故現場に住みついてまで被害に遭った家族に気持ちを届けようとした一家がなんと多かったことだろう。彼らがいなかったら救出までの時間はもっと長くかかっていたかもしれない。家族の心配が国を動かし世界を動かした。そして、事故に遭った方々の生き延びる希望もまた、家族の励ましだったろう。
 これだけの大事故に遭った後ですぐに普通の生活に戻るのは難しいだろう。周囲も騒ぎすぎず、早く事故前の生活を取り戻せるよう支援してやって欲しい。だが映画化が決まっているだの、転職の斡旋が始まっているだの、すでに落ち着いた気持ちでいられない状況になっているようだ。地下の暗がりの中を強い気持ちで生き延びたように、強い気持ちで地上の生活を送らなければならないかもしれない。

 世界中が奇跡の生還と平和のありがたみを感じているさなか、アメリカがこっそり9月15日に核実験をしていたことが判明した、というニュースが 流れた。核軍縮を推進してほしいとノーベル平和賞を贈られたオバマさんが大統領になって初めてのアメリカによる核実験だ。難しい言葉なので良く分 からないが、「未臨界核実験」と言って、核爆発が起きる直前で止める実験だという。核兵器を進化させるためにやっている実験であることに変わりは なく、実際にどんなことが行われているか誰も検証できない。にもかかわらず、アメリカはこの「未臨界核実験」は核実験禁止条約に違反しないと言っている。中国もアメリカも自分は間違っていない、と言い通す強烈さは共通している。

 遠い国の話ではあるが、チリの生還者とその家族、そして彼らを救うために働いたすべての人々に賞賛と激励の気持ちを伝えよう。生きることに感動 を与えてくれるすべての行為に対し共感し感謝する輪が広がって行けば、核兵器などと言う最悪の兵器を持ち続け進化させて行くことが愚かしいことだ と考える人も増えて行くだろう。

 同じ日のニュースとしてはあまりに対照的な出来事だった。生きる喜びを伝えるニュースと大規模に人を殺すための兵器開発を進めるニュース。チリは好感度がアップし、オバマさんの好感度はかなりダウンした。

 今現在残り4名が救出を待っている。無事に全員助かって欲しい。


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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