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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

後輩育成

2010-12-07 20:46:33 | 日記
 原因はいろいろだと思うが、多くの人は期待したとおり動いてくれない。簡単なことだと思って頼んだことが、大変な重荷になっていることがある。こちらは何度も繰り返して慣れきっていることでも、頼まれたほうが始めてやる仕事だったりすると、大事(オオゴト)だ。なかなか始められないし、始めても迷走する。くたくたになっているのになかなか進んでいない。しかも自分がいかにくたくたになっているかは報告できても何をしているかについては自分でもよくわかっておらず、報告できない。頼んだ方は何も聞けないので、もどかしい。もどかしさは、頼まれた人に伝わり、プレッシャーとなる。頼まれた人が空回りを始めるとじっと我慢してそのまま頼み続けるか、頼んだことを撤回するか判断しなければならなくなる。どちらを選ぶにしろ頼む側も大変だ。

 逆に期待した以上に動いてくれる人もいる。驚くほどの結果をすいすいと出してしまう。本人は苦労して何とか結果を出しているのかもしれないが、そんな風には見えない。
そういう人には別のことを頼んでも同じように期待に応えてくれる。だが、なかなかこういう人には出会えない。

 何がこの違いを生むのだろう。誰もがそんなことを考える。結局子供の頃からの教育と家庭環境のようなところまで話しがさかのぼってしまう。原因が育ちや教育にあったとしても今それを言ってどうにかなるものでもない。出来ることを少しずつ積み上げるしかない。

 そもそも期待通り動いてくれないと思う人には、期待のあり方を変えるしかないだろう。仕事を頼む以上、期待しない、ということはあり得ない。ただし、単に「成果」を期待するのではなく、成果への努力や成果への工夫を期待するのはどうだろう。頼み方も工夫しなければならない。行く先だけ告げて、頼むと言ったきり眠ってしまってはどこに連れて行かれるかわからない時代なのだ。ナビのように要所要所で道案内するしかなかろう。まず何回かナビ付きで一緒に走って見せ、それから少しずつ一人で走らせて慣らし、距離を伸ばす。一人立ちできるまでには、かなり時間がかかるが、途中であきらめてしまっては元も子もない。人に期待するのは忍耐と時間がかかる仕事なのだ。

 自分の後継者を育てるのは大変なことだが、自分ひとりだけで仕事をしていると、やがて様々な障害が襲ってきてせっかく身に付けたノウハウが役に立たなくなってしまう。最大の障害は加齢だ。年を取ることから逃れる術は無い。病気や事故などもいつ起きるかわからない。仕事の幅を広げ、次の世代に自分の学んできたものを残していくためにも後継者は育てなければならない。組織の新陳代謝もそれぞれの場所で後継者が育って行くからできることだと思う。後輩の面倒を見て自分以上の人間に育て上げていかなければ、結局組織も自分も衰退する。
 社会に出るといろいろな仕事がある。だが、どんな仕事も、人を育てるという仕事とセットになっている。自分の目の前の仕事だけできれば良いと言うことではない。セットになっている人を育てる仕事も合わせてできて、ようやく一人前と呼べるのではなかろうか。


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関西弁の女性

2010-12-07 10:01:01 | 日記
 土曜日買い物に出たら、服を選ぶ子連れの若い夫婦の会話が耳に飛び込んできた。ご夫妻とも三十代前半だろうか、見栄えのする格好いい2人だ。ご主人は標準語を話し、奥さんは関西弁を話す。2人の好みは服の形、色ともに一致しない。
 奥さんはフードがついた形がかわいいやんと言い、ご主人はフードなんて邪魔、と言い切る。色は赤がいいかなと言うご主人に、赤は嫌やと言い返す奥さん。あれこれ選んでいるうちに結局ご主人が選んだのはフード付きの青いやつだった。つまり、全く奥さんに太刀打ちできなかった、と言うわけだ。だが、渋々選択したという感じでは無い。2人で話し合いながらご主人の気持ちが変わって行ったということだろう。

 みんながみんなこの奥さんのように説得上手と言うことではないと思うが、関西弁の女性は人を説得するのがうまいように感じる。昨夜久しぶりで会った某社の女性部長も、お客様を説得するのがやけにうまい。関西弁である。話しのツボみたいな物をうまく押す。柔らかく話題が移りゆく中で結論だけは、ないがしろにしないでキッチリつけていく。その昔、誰の言うことも聞かない唯我独尊のお客様トップをコロッと見方につけてしまった女傑である。だからと言って怖い顔をしている訳ではない。ぱっと見には頼りなげな美人である。だが強烈な芯の強さを持っていることは一緒に仕事をしてみるとすぐにわかる。根気強く、決めたことはあきらめない。時間がかかってもやり抜く。一人になってもやり抜く。不思議なことに誰かがコツコツやっていると、その人を応援したい気持ちになってくる人はどこかから集まってくるものだ。知らないうちに多くの人が同じ方向を向いてコツコツやってしまう。

 関西弁の女性を見ると侮れないぞと身構えてしまうのは、この人のせいなのかもしれない。そう言う仲間もいるということが心強い。くだんのご主人も強い味方がいることで何となく安心しているのだろう。楽しそうに帰って行った。私は自分がその店の店員になったような気持ちでまたどうぞと見送ったのだが、自分の買い物のことはすっかり忘れていた。

 
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