コート

　まだスーツだけ、コートを着ない、という方も多い。信号待ちで横断歩道の前にたたずんでいる方々を観察すると、男性ビジネスマンの半数程度はまだスーツだけ、という感じだ。みなさんなかなか元気がいい。私は、既にコートを羽織っている。内張りが着脱可能なタイプなので、今はまだ内側の防寒部分を装着していないが、それでも十分風をさえぎることが出来る。
　人によっては、今からこれでもかというほど厚着をしている人もいる。わが社の社員にもマフラーをしてコートを羽織り、手袋をして毛糸の帽子をかぶってマスクをする、というかなり危ない感じのスタイルで出社してくるやつがいる。寒いのは苦手なのだそうだ。
　
　この冬は、モンベルが軽量なダウンジャケットを開発した、という流れがあって、いろいろなところから似たような軽量ダウンジャケットが次々と発売されている。また、保温性が高く汗を逃がす機能性を備えた素材によるシャツなどが出回って、昔のようにぶくぶくに着ぶくれしなくても温かく過ごせるようになってきた。

　服の機能性が進化したという要素もあろうが、体感温度だけでなく実際に、私が子供の頃は、冬は今よりずっと寒かった。神奈川県の南部であっても冬は池に氷が張った。小学校の水道が凍りついて水が出ないということもあった。学校までの長い道のりを、氷のかけらを蹴飛ばし蹴飛ばし通学したものだった。当時は、男の子は寒くても半ズボン、というのがあたり前だったので、池に氷が張るその時期でも私たちは半ズボンと決まっていた。たまに、父と出かける時など、半ズボンで父の周りをうろちょろした後で分厚いウールのコートのポケットに一緒に手を入れさせてもらうと、とてつもなく温かく、驚いたものだった。

　冬は寒い。だが、冬だから温かいこともいろいろ見つかるだろう。ほっと誰かに温かくなってもらえたら、不思議なことに自分が温かくなっていることに気付く季節でもある。


monipet
　　動物病院の犬猫の見守りをサポート
　　病院を離れる夜間でも安心

ASSE/CORPA
　　センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
　　「できたらいいな」を「できる」に

OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
　　短納期HEMS開発をサポート！

GuruPlug
　　カードサイズ スマートサーバ

株式会社ジェイエスピー
　　横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
　　製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業