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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

遊び

2010-12-17 09:34:00 | 日記
 ある準大手企業の経営陣のおひとりと食事をさせて頂く機会を持った。どこからそうなったのか話の発端は思い出せないが、若手が遊ばない、という話になった。飲みに行っても世間話だけしてサッサと帰ると言う。「まだ早いじゃないですか、もう一軒行ききましょう」なんてドラマのセリフみたいに誘ってくれる若手はいなくなった、と嘆いておられた。

 なるほどその通り、遊ばなくなったのかなぁ、と思う。彼にとっては私がすでに若手なのである。
そもそも酒が飲めないと言うのは致命的だ。昭和30年代40年代のサラリーマン映画などを見ると、幕末と変わらない飲み会のスタイルが描かれている。座敷にあぐらをかいて座り、小さな座卓の料理をつまむ。
 芸者さんがしゃくをして回ったりする。温泉旅館に泊まったりすると、今もこのスタイルは残っているが、なかなか芸者さんを呼ぶまでは行かない。昔の映画だと座敷で飲んだ後、銀座あたりの店中応接セットの販売フロアみたいにソファが並んだ店で両脇に美人をはべらせてまた酒を飲むことになる。

 座敷では世間話だけだったつきあいが、急に人間臭いものになる。遊ばない、とおっしやっておられたのは自分をさらけ出さない、という話でもあるかもしれない。できる限り自分をさらけ出すよう努力しているが、確かにTPOがある。場所が変われば違う自分も出る。

 ちょっと前までは一夜にして、いろいろな側面を見せあえる大人の社交術みたいなものが、型となって先輩から後輩に引き継がれていたのだろう。しかし、最近は多様性の時代だ。男性だけがビジネスを作り上げているわけではない。いろいろな楽しみに真面目に取り組んでいる人も多い。だが、「遊び」が少ない、余裕がない、待てない社会に変容しつつあることは間違いないように感じる。今すぐ結果が欲しい人が増えている。遊び自体がせわしなくチェックし、すぐ結果を出すことを強迫するような内容のゲームになりつつある。

 桃栗三年柿八年と言われる。石の上にも三年などという。本当はそういうことなのではないかと思う。本人の辛抱は言わずもがなだが、社会も辛抱できる体力をつけていかなければならないだろう。

 話は変わるが、わが社のニューヨークで働く社員が現地のクリスマスムードを送ってくれた写真の中の一枚だ。ロックフェラーセンターのクリスマスツリーが写っている。


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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