JSP_Blog

ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

早食い

2010-12-09 20:06:51 | 日記
 ゆっくり食べるのは消化にも食べ過ぎ防止にもいいと知っている。満腹中枢が満腹だと感じるほどゆっくり食べると、食べる量はかなり少なくなるらしい。

 忙しい生活が長かったせいか生まれ持っての性分か私は食べるのが早い。かむ回数が少ない。いきなり飲み込んでしまう。ほとんど何を食べても、うどんや蕎麦を食べているように吸い込んでしまう。いずれ餅かこんにゃくゼリーをのどに詰まらせて苦しむことになりそうな食べ方だ。

テーブルマナー的には食べ物は吸い込んで食べるのでなく、フォークやスプーンで口に運んで食べるのが良いのだろう。そうやって食べるとズビズビ吸い込む音がしないし、ゆっくり食べられる。

 以前いた職場の近くに、昼は安い寿司を食べさせるうまい店があった。だから混む。混むが回転が速い。みんな食べるのが早いのである。昼の残り時間が無くなった時に利用した。

 大将がマジックみたいな手付きで素早く握り、カウンターで待っている客の前に置かれた笹の葉に握った物から順に乗せて行く。そのたび「はいお待ち」などと威勢がいい。客もリズミカルにサッサと口に放り込む。ゆっくり噛んで酢飯の味を噛みしめて、などということはまったくしない。寿司の喉越しを味わう、そんな感じだ。白身、赤身、光り物、たこかいか、海老、玉子などランチ握りとは言っても大概の種類は握ってくれる。が、握られるたびにパクパクやっていると、はい一丁上がり。すぐに食べ終わって、お勘定、となる。寿司握りアトラクションに一時参加したような時間を過ごし、ガラガラと帰りの戸を開けごちそうさまと外に出る。店に入ってから出るまでわずか15分程度だ。ああうまかった、また来よう、と思うのだから、まったく早食いに不満はない。

 とは言え、今はスローフードの時代だ。みんなで楽しくおしゃべりしながら時間をかけておいしく食べる。食事を楽しむのは人生を楽しむに通じる、と言うわけだ。まったく大賛成。ゆっくり味わって楽しく食べたり、時間がない中で熱いものをはふはふ食べたりその場に合わせたおいしい食べ方ができればいい。
 
 料理がうまい人、というのは、料理の食材を食べながら分析しているらしい。この食材は何と何、調味料はあれとこれ、すっかりイメージしながら食べているのだろう。私にはなかなかできない。自分で料理を作ってみると如何に漫然と人様が作ってくれたものを食べているかがわかる。料理を作る時の野菜の切り方、これが自分でやってみるとまったくわからないのにビックリする。何度も食べてきたくせに思い出せない。火に通りやすく味が染み込みやすく、型崩れしないように、いろいろな工夫の結果、それぞれの料理にはそれぞれ独特の食材の切り方が存在する。ゆっくり味わって食べていれば、そういうことにも気付くことができるかもしれない。作り手の細やかな工夫や心遣いを想像しながらおいしく味わうことが大事なのだろう。


monipet
  動物病院の犬猫の見守りをサポート
  病院を離れる夜間でも安心

ASSE/CORPA
  センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
  「できたらいいな」を「できる」に

OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
  短納期HEMS開発をサポート!

GuruPlug
  カードサイズ スマートサーバ

株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする