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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

ヒット曲

2011-04-26 09:18:35 | 日記
 先日元キャンディーズの田中好子さんが55歳の若さで無くなった。当時キャンディーズの人気はかなり高く、解散するときの騒ぎは今もよく覚えている。「普通の女の子に戻りたい」という引退時の言葉は流行語になった。復帰後は役者として、穏やかな個性を生かしつつも現役時代のイメージにこだわらない仕事をしていた。非常に惜しまれるが謹んで冥福を祈りたい。

 我々の子供時代~青年時代はまさにアイドルの花盛りであった。中三トリオ、ピンクレディー、松田聖子、中森明菜・・等々挙げてていけばキリが無い。ヒット曲も非常に多く、アイドルだけに限らず音楽業界全体が幅広い分野で活況を呈していた。
 音楽業界が活発なため、当然それを聴くための機器も好調で、レコードプレイヤー、チューナー、カセットレコーダー、アンプ、スピーカーを揃えたAudioコンポを持つことは、あこがれであり、ステータスであった。レコードをずっと聴いているとすり切れてしまうため、お気に入りのLPレコードを買うと、すぐカセットテープに録音した。録音するカセットテープにもダイナミックレンジの広さ等に応じて、ノーマルテープ、クロムテープ、メタルテープがあり、コストパフォーマンスや特性を考えながら使い分けていた。テープを選ぶこと一つとっても多くのこだわりがあった。

 一昔前を思い出してみると、常に音楽が身近にあったと思う。その年その年の顔を表すヒット曲があり、音楽は思い出と結びついていて、曲を聴くと、そのときにあった出来事が映画のワンシーンの様に思い浮かぶ。今でも強烈に心に残っているのはユーミンの「守ってあげたい」である。高校時代最後の体育祭に向けて放課後準備をしていたときに、バックでこの曲がずっと流れていた。夕暮れで空が紅く染まる中、長く伸びたみんなの影が急がしく動きまわっている風景が印象深く残っている。
 自身の興味が余り無くなったせいもあるが、近頃そうした時代と結びつくようなヒット曲が非常に少なくなっていると感じる。歌が主役であった時代から比べるとゲーム、携帯、インターネット等々、多くの新しいことが生まれてきている。そうした時代の中で歌も主役の座から単なる脇役の一つになってしまったのだろう。

 歌に限らず、すべての分野において大流行というものが無くなってきた。流行自体は提供する側が作ってきた部分も少なくないが、そうした力が弱くなったことに加え、価値観の多様化と「違い」を認める環境が広まったことも大流行が少なくなった大きな理由だと思う。人々が簡単には流されなくなったという点においては喜ばしいことだと思うが、その反面、様々な物事への興味が薄くなり何事にも無関心という人も多くなっているように思う。
 ネットの普及によりいろいろな情報が瞬時に手に入るようになり、経験をしていなくても多くのことを知ることができるようになった。しかし何事も実際に経験してない上辺だけの知識では、それを生かしていくことはできない。考えている以上に人生は長く、時間も多い。実際の経験は決して無駄にはならない。

(菊)


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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