新生活

ここ最近ではだんだんと春らしい陽気になってきており、出勤の際にも桜が目を楽しませてくれるようになっている。
「桜の季節」といえば、新しい生活をスタートした方も多いのではないだろうか。我が社にも、新たなメンバーが入社してくれている。

新入社員も入社してから、ちょうど1週間が経過したが、その様子を見ていると、まだまだ新しい生活に緊張している様子が見て取れる。
とはいえ、1年前の私自身を考えてみると、入社してからの1週間は慣れない環境、社会人としての生活に緊張し、初めての休日を迎えるころにはヘトヘトになっていた記憶がある。
それを思うと今年度の新入社員は皆、なかなかに元気がいい。今後にも期待が出来るというものだ。

ここで自分の入社してからの1年間を思い返してみると、あっという間に過ぎていった印象がある。
この調子で過ぎていくといつの間にか年をとっていることになりかねないが、それもこの1年間の生活がそれだけ充実していたということだろう。

ふと1年前の自分と現在の自分で何か変わったところはどこだろう、と考えてみた。もちろん1年間たって、年齢が一つ上がった、などということではない。

1年前の自分は何事にも慎重に取り組んでいた。
もちろんそれが悪いことだとは言わないが、1年前の自分は慣れない環境で失敗してはならないと気負いすぎ、臆病になっていたと思う。
それに比べると現在は社会人としての生活にも慣れ、仕事の能率も多少は上がったと思う。

それもこの1年間私に様々なことを教えてくれた先輩方のおかげだろう。
仕事のやり方だけではなく、仕事への取り組み方や考え方など実に多くのことを教えていただいた。

その中でも特に私は「やる前から諦めない」ということが印象に残っている。
言われてみればまさしくその通りなのだが、考えてみるとこれまでにも始める前から出来ないと諦めてしまったことは多くあることに気付いた。
その後、実際に「やる前から諦めない」ことを意識して生活してみると「始めてみれば意外となんとかなるものだ」と感じることが多くあったために、現在は何事にも諦めずに挑戦していきたいと考えている。

このように入社してからの1年間で、自分の意識・考え方というものは大きく変わったと思う。

今年度は私もついに2年目となり、初の後輩が入社してきた。
そのため、今後は教えていただくばかりではなく、意識や考え方が大きく変わる可能性のある社会人1年目に、私が先輩方から教えていただいたことを少しづつでも伝えていければいいと思っている。

阪


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