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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

献血

2011-04-14 09:35:14 | 日記
私は約10年前から、ほぼ毎年1回献血をしている。1回と書いたのは3ケ月置けば、次の献血ができるので、年に3回は可能だからである。そこまでボランティア精神が高い訳でもないので、せめて1回でいいと思っている。今年はまだだが、例年だと冬から春先にかけて、とある赤十字血液センターの献血ルームを訪ね、400ccを献血している。

献血ルームに行くといつも待合席は満席である。まずは、受付で赤い献血カードをリーダに刺し込み、暗証番号を入力するのだが、必ず毎回その番号を間違える。エラーが出るたびに「年に一回しか来ないから覚えてないです。」と受付の女性に言い訳する自分が恥ずかしい。
暗証番号が承認されると、画面に表示されたいくつかの質問形式の問診に答える。中には、「直近6ケ月以内に、海外に渡航したか、不特定の人間との性的関係はなかった」の問いもある。質問の意図は、ウイルス感染の疑いのある者の採血を防止することにあることは言うまでもない。仕方なく正直に回答する。問診が済むと血液検査のために右腕から採血される。

採血用のベッドが空いたら、いよいよ本採血である。横になって左腕を差し出す。腕に針を刺されるのも痛いが、機械が採血している音が、何となく機械で吸いこまれてる感覚があり、余り気持ちのいいものではない。この最中に地震や事故で機械が止まったら、どうなるんだろ、血が噴き出してしまうのではないか、と言う恐怖心と戦うこと約10分。「は~い、終わりましたよ。お疲れさまでした。」と優しい看護師の声に安堵する。

そんな思いをしてまで、何故献血するようになったのか。記憶は定かでないが、確か万が一事故や病気で手術が必要になった場合、普段献血している者が優先的に輸血してくれると聞いたからだったような気がする。とても善意による奉仕の精神からの行動ではないのは確かだ。また、献血ルームに行くとテーブルに煎餅やクッキー等のお菓子が山積みされて、食べ放題だし、冷たいジュースやコーラが飲み放題である。どちらかと言うとそれが目当てでルームを訪ねてる部分もある。いずれにしろ動機不純で、我ながら何とも情けない。

献血ルームの周囲では、連日のように、現在必要としている血液の量を書いたパネルを掲げて「○○型の血液が緊急に必要です。皆さん、献血にご協力お願いしま~す!」と近くを通る人々に呼び掛けている。特にAB型は常時不足している気がする。元々AB型の人が少ないのだろうか。献血は誰でもできる訳ではないらしい。400ccの採血だと、年齢が69歳以下で体重が50kg以上であること。200ccなら女性でも体重45kg以上が条件となっている。女性に多い貧血気味の方は献血する気持ちはあっても無理らしい。

どこかの経営者が言った言葉に、「知恵あるものは知恵を出せ、知恵のない者は汗をかけ」がある。今回の震災で少ないながらも募金はしたが、それ以外に何かできていない。
残念ながら知恵も汗も出せないので、私は血を出すことにしたい。と言っても自分の血液が、被災地で使われるとは限らないが。(平)


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
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