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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

自然の力

2011-07-06 09:37:07 | 日記
東北地方で発生した地震や津波も自然の力である。昨日も和歌山県で震度5強の地震があった。これらは、私たちにとって脅威となるものだが、私たちに恩恵を与えてくれる自然の力も沢山ある。

東日本大震災の津波で海水につかり、稲作ができなくなった田んぼがたくさんある。岩手県陸前高田市では、田んぼの再生を目指して、向日葵とトウモロコシの種を蒔いているという。向日葵やトウモロコシには、除塩効果があり、なんと放射能を吸収する効果も期待できるそうだ。今年の夏、陸前高田市の田んぼは一面の向日葵畑になるだろう。それは、被災された方々の心を癒す効果もあるだろう。汚染浄化作用も癒しの効果も自然の力と言えるのではないだろうか?

今回の震災で世界的に見直されている原子力発電。これに変わるものとして注目されているのが、太陽光発電、水力発電、風力発電などの自然エネルギーといわれるものだ。これも自然の力を利用した発電である。

自然エネルギーを使った発電が普及してこなかった原因の1つは蓄電技術である。自然のエネルギーを利用した発電は、発電量が安定的でないという特徴がある。太陽光発電では、太陽が出ている日中にしか発電できない。また、風力発電では、風が止まってしまえば発電できない。電力を安定的に供給するためには、発電した電気を蓄えておく技術が必要なのだが、この技術が遅れている。最近では、電気自動車用リチウム電池や家庭用燃料電池、NAS電池と呼ばれる大規模蓄電池など少しずつ実用化が進んできているが、発電所レベルで蓄電できる技術にはもう少し時間がかかりそうだ。また、作る側で蓄電するより、使う側で蓄電したほうが効率が良いという議論もあり、スマートグリッドなどの新しい仕組みや何らかの工夫が必要なのは間違いない。

温暖化が問題になっているが、その原因と言われているCO2を酸素に還元してくれているのは植物。自然の力だ。また、その植物は食物として、私たちを生かしてくれている。私たちが口にする食べ物は、ほとんどが自然からの恵みなのだ。

当たり前のことが多いが、こうして改めて考えてみると自然の力の偉大さに気づく。自然は私たちが気づいていない偉大な力をまだまだ持っていそうな気がする。私たち人間は、地球を支配し、自然環境を破壊してしまっている。自然をコントロールしていると考えている人も多いかもしれないが、私たちは自然に生かされていると考えた方がよい。
これからは、自然の力をうまく利用して、共存していくアイデアと工夫がもっと必要だ。

(岳)


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株式会社ジェイエスピー
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