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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

洗濯機

2012-11-22 09:26:35 | 日記
 これまで雨の中でゴルフをした経験は2度。1度目はあまりの大雨でゴルフ場が水深20センチメートルほどまで水没してしまったので、ボートで救出してもらうハメになる前に打ち切ってゴルフ場から脱出した。2度目はつい最近。寒くなって厚着をしていて雨だったので、濡れた洗い物がごっそり出た。わが家の息子も、その日雨の中でお祭り騒ぎをしていたようで、翌日朝には洗い物を入れるカゴはモサッと積まれた洗い物で一杯になっていた。
 
 洗濯をするのは誰か。もちろん洗濯機である。だが日曜日に限って言えば、洗濯機に洗濯をさせ、洗い終わった物を物干し竿に吊るして回る担当者は、ほかならぬこの私である。そのモサッとしたちょうどその日の担当者が、私であった。
 洗い物が多すぎた、のかもしれないし、洗濯機に対する私の愛情が足らなかったのかもしれない。最近乾燥機能が故障して洗濯機能だけを使い続けていた洗濯機が「すすぎ」工程に入ってピタリと止まってしまったのである。確かに古い洗濯機ではある。だがまだ10年使っているわけでもない。あれこれ試したが時間ばかりが過ぎて再開しない。ちょうど営業オンラインシステムがダウンした時のCEOの心境だ。このいい天気がいつまで続くかわからない。え~い、システム(洗濯機)の復旧は後回しにして、続きは手洗いだ、と英断をしてしまったのである。決断は格好がいいが、手作業を強いられる従業員にしてみればいい迷惑でしかない。
 
 わが家の場合、手作業を強いられた従業員は、決断した当の本人である。少し前まではタライが風呂場にかけてあったが、今はそれもない。そこで風呂桶を洗い、洗濯機にごっそり入っている洗濯物を風呂桶に移して人間洗濯機として活躍することにした。すでに最も重要な洗濯自体は機械がやってくれていると信じ、シャワーでジャブジャブ水をかけて「すすぎ」を行い、グリグリ絞って脱水すれば終了である。
 
 わが家の洗濯機の場合、洗濯開始から脱水して洗濯終了するまでの時間は標準コースで42分である。人間洗濯機の場合、「すすぎ」から脱水終了まで、途中でお茶を飲んで休憩した時間は除いて、50分である。しかも脱水は、洗濯機の脱水後と比べるとお話にならない。服を着たままプールから上がった人が寒くなる前に着替えなければと脱ぎ捨てた服の濡れ加減と大差ない。ビショビショである。濡れた洗濯物は重く、絞るのには相当の力がいる。その上、グリグリ絞るのをはばかられる服も多い。遠心力を使って水を絞る洗濯機はものすごい発明品だと改めて感じ入った次第である。
 
 洗濯を終え、秋の好天の元にビショビショの洗濯物を干すと、お天道様の威力は人知をはるかに超えて偉大であることを示すかのごとく湯気を上げてみるみる乾いていく。その後、洗濯機をいじり倒してみたところ、原因ははっきりしないものの何とか動くように復活した。しかし、原因が定かで無いのは気が気でない上に、私は、おそらくその日、風邪をこじらせていた。そのために我慢する、という気持ちがどこか壊れていたのだと思う。電気屋に走って、立っていた説明員にクドクドとわが家の惨状というか私の惨状を語り、いきなり新しい洗濯機を購入してしまった。洗濯機がどれだけ生活の根幹に必要な電気製品であるか、今回身をもって理解したからでもある。
 洗濯機が無く自分で洗濯しなければならないとなったら、ほとんど1日が洗濯しっぱなしで終わってしまう。
 
 ハンス・ロスリングがTEDの中で、産業革命の最も偉大な発明は洗濯機だと言っているが、間違っていない。洗濯機が働いてくれることによって手に入れられる時間は宝物だ。

TED ハンス・ロスリングと魔法の洗濯機

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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