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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

痛み

2012-11-28 11:46:01 | 日記
現在歯医者に毎週通院している。

今月初旬に左側の奥歯と歯茎周辺に異変を感じ、痛みでどうにも仕事に集中できなくなったため、現在常駐しているお客様先の近くの歯科に予約をとり、通院することと相成った。

今回の歯科医の先生は、結構物事を歯に衣を着せずにズバズバ言う方で結構厳しいことも色々といわれた。まあご指摘の事項は最もであり、返す言葉もございません。

医者は患者から病状をヒアリングし、適切に情報を引き出した上で、患者が理解、納得できるよう色々を説明しなければならない。考えても見れば話が下手では医者は務まらないのだな、とも今更思ったのだが、ただまあなんだろう、口を開けて治療を受けている最中に色々問いかけられても返事が出来ない。
呻き声を上げて返事をしたり相槌を打つのもなんだか恥ずかしい。首の動きで頷いても治療のジャマになるかと思い、しばらくピクリともせずに話しを聞いていたら「大丈夫ですかー?」と心配された。うん、大丈夫だ。大丈夫だが難儀な状態だ。
興が乗ってきて話を振ってくるのだが、コミュニケーションとしては一方的だ。来週までにはうまい返事の仕方を考えるとしよう。

いい歳をして恥ずかしい限りだが、やはり口の中をいじられるのは何年たっても抵抗がある。このままじゃいかんと危機感を持って歯医者に行く覚悟が決まるのが遅れことが、今回ひどくなる原因でもあった。ただ不幸中の幸いにしてまだ十分リカバリが可能であると診断された。ただ、少々治療は長引くが。


さて話は変わるが、実は自分の父親の健康状態があまりよろしくない。元々父方は肺をやられる家系らしく、祖母も伯父も肺の病気が原因で亡くなっている。食欲もなくなってきており、以前に比べて目に見えて病的に痩せていた。

自分が痛い、苦しいのは勿論あまりよい精神状態ではないのだが、慣れることは多少できる。
ただ、自分でない誰かが痛み、苦しんでいるのを見て、聞くのは思っていたよりも自分にとってかなりしんどい状態であると再確認させられた。目をそむけて耳を塞ぎたくなることもしばしばある。
それゆえ自分の父親であるのにうまくコミュニケーションが取れない。元々あまり仲が良くもなかったのだが、それでも兄達にくらべて自分はダメすぎな状態だ。
自分が子供のころから家庭内で絶対的な力を持っていた暴君ともいえる存在が苦しんで衰えていく様を見てどのように接すればいいのだろうか。当面の課題である。


余談だがきっと自分は医者になれと言われても絶対なれないだろう。医者になれるだけの頭脳をもち、努力をしていたとしても更に目の前の患者の痛みや苦しみを受け止める覚悟と度量が必要だ。残念ながらどちらも備わっていないのが厳しい現実である。

だがしかし、自分の痛みだけでなく他者の痛みとも向き合えるのが本当の意味での強さなのかも知れない。目をそらし、耳を塞いでいることだけが選択肢ではないはずだ。自分と向き合う覚悟も必要だが、他者とも向き合う誠意にも似た覚悟が欠けたとき、周囲との見えない壁ができあがり、何もかもギクシャクしていくのだろう。程度の差はあれど、それはどこでも必要なのではないかとも感じるようになってきた。

まあ結局自分はまだまだなのだな、と思う今日この頃であった。


あ、あと歯医者は定期的もしくは早めに行きましょう。痛くなってからでは遅いのです・・・。
(刑事長)


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