前回のブログでは、太極拳との出会いや、太極拳の魅力について書かせてもらいました。今回は太極拳の動作について書いてみたいと思います。
太極拳はご存知の通り、中国の数多くある伝統的な武術の一つです。太極拳の中も多くの流派が分かれていて、主なものに、陳式、楊式、呉式、武式、孫式などがあり、自分は楊式(簡化二十四式太極拳)を学んでいます。簡化二十四式太極拳は、最初の制定拳として、1956年に発表され、その名の通り、24の動作から構成されています。健康運動として世界中に広がっていて、日本で行われている太極拳の中では一番多く普及しています。
太極拳の一連の動作は套路(とうろ)と呼ばれ、連続的な攻撃方法、防御方法、立ち方、歩き方などがその中に総合的に盛り込まれています。太極拳というと皆さんは非常にゆっくりした動作の印象が強いと思います。実際、かなりゆっくりとした動作なのですが、それ故にきちんとした動作を覚えていないと、見た目以上にきつい動作になってしまいます。
練習では、套路の動作を教わりながら、太極拳の基本動作を繰り返し、繰り返し、徹底的に叩き込まれます。基本中の基本でありながら、なかなか思うように出来ないのが、正しい立ち方です。首をゆるめ、肩をゆるめ、胸をゆるめ、腹をゆるめ、股関節をゆるめ、膝をゆるめ、自分の体重をまっすぐ足の裏やや踵よりに落とします。全身の力を抜き、頭頂部から糸で釣られているような形でまっすぐに姿勢を保ちます。言葉にすれば簡単ですが、これがなかなか難しく、どこかに力が入ってしまいます。かなり意識をしないと「気をつけ」の姿勢のように、見るからにガチガチの姿勢になってしまいます。上級者と初心者は立ち方からして明らかに異なっています。
基本的に、力を抜く、姿勢を真っ直ぐ保つ、足の裏に体重を落とすという動作は套路の中では常に維持しておく必要があります。しかし、動作の中で手の動きや、腰の回転、移動などを行うと、どうしても余分な力が入ったり、体を真っ直ぐ保てず、足の裏にまっすぐ体重を落とせなくなり、ふらついたりしてしまいます。単純に見える動きですが、体重移動、腰の動き、肩の動き、手の動き、目線、などを一連の動作の中で行わないといけないため、ある程度の見た目にするだけでもかなりの時間を必要とします。
太極拳は比較的普及していることもあり、入門用のビデオなども多く販売されています。ただし、復習のためには有効かもしれませんが、初心者がビデオだけでマスターしていくのはなかなか難しいと思います。見た目の動作と、実際に行う動作にはかなり開きがあり、へたをすると腕だけを振り回している動作になってしまいます。本来腰の回転と連動した動作を腕だけで行おうとしてしまい、大きく異なる動作になりがちです。健康法として広まっている太極拳ですが、基本は格闘技であるため、その一つ一つの動作に、攻撃、防御を行うための意味があります。見た目だけそれらしくしても、基本をしっかりしていないと、本来持ってる動作の意味が全く失われてしまう可能性があります。
まだ初めて数年の太極拳ですが、練習をすればするほど、その奥深さに先が見えなくなってしまいます。あせらず、気負わず、ゆっくりと進めて行きたいと思っています。(菊)
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製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
太極拳はご存知の通り、中国の数多くある伝統的な武術の一つです。太極拳の中も多くの流派が分かれていて、主なものに、陳式、楊式、呉式、武式、孫式などがあり、自分は楊式(簡化二十四式太極拳)を学んでいます。簡化二十四式太極拳は、最初の制定拳として、1956年に発表され、その名の通り、24の動作から構成されています。健康運動として世界中に広がっていて、日本で行われている太極拳の中では一番多く普及しています。
太極拳の一連の動作は套路(とうろ)と呼ばれ、連続的な攻撃方法、防御方法、立ち方、歩き方などがその中に総合的に盛り込まれています。太極拳というと皆さんは非常にゆっくりした動作の印象が強いと思います。実際、かなりゆっくりとした動作なのですが、それ故にきちんとした動作を覚えていないと、見た目以上にきつい動作になってしまいます。
練習では、套路の動作を教わりながら、太極拳の基本動作を繰り返し、繰り返し、徹底的に叩き込まれます。基本中の基本でありながら、なかなか思うように出来ないのが、正しい立ち方です。首をゆるめ、肩をゆるめ、胸をゆるめ、腹をゆるめ、股関節をゆるめ、膝をゆるめ、自分の体重をまっすぐ足の裏やや踵よりに落とします。全身の力を抜き、頭頂部から糸で釣られているような形でまっすぐに姿勢を保ちます。言葉にすれば簡単ですが、これがなかなか難しく、どこかに力が入ってしまいます。かなり意識をしないと「気をつけ」の姿勢のように、見るからにガチガチの姿勢になってしまいます。上級者と初心者は立ち方からして明らかに異なっています。
基本的に、力を抜く、姿勢を真っ直ぐ保つ、足の裏に体重を落とすという動作は套路の中では常に維持しておく必要があります。しかし、動作の中で手の動きや、腰の回転、移動などを行うと、どうしても余分な力が入ったり、体を真っ直ぐ保てず、足の裏にまっすぐ体重を落とせなくなり、ふらついたりしてしまいます。単純に見える動きですが、体重移動、腰の動き、肩の動き、手の動き、目線、などを一連の動作の中で行わないといけないため、ある程度の見た目にするだけでもかなりの時間を必要とします。
太極拳は比較的普及していることもあり、入門用のビデオなども多く販売されています。ただし、復習のためには有効かもしれませんが、初心者がビデオだけでマスターしていくのはなかなか難しいと思います。見た目の動作と、実際に行う動作にはかなり開きがあり、へたをすると腕だけを振り回している動作になってしまいます。本来腰の回転と連動した動作を腕だけで行おうとしてしまい、大きく異なる動作になりがちです。健康法として広まっている太極拳ですが、基本は格闘技であるため、その一つ一つの動作に、攻撃、防御を行うための意味があります。見た目だけそれらしくしても、基本をしっかりしていないと、本来持ってる動作の意味が全く失われてしまう可能性があります。
まだ初めて数年の太極拳ですが、練習をすればするほど、その奥深さに先が見えなくなってしまいます。あせらず、気負わず、ゆっくりと進めて行きたいと思っています。(菊)
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