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襲来(2)

 母さんブログでヒヨドリの記事を読んだ翌々日、わが方にも大群が襲来した。はるか広島から大挙して飛来したなどということはないだろうが、若干のタイムラグはあるもののほぼ同じ時期に遠く離れた鳥たちが同じような行動をとるのを目にするのは、なかなか興味深かった。
 このヒヨドリの行動は毎年恒例のことであり、もうそろそろかな、と先日も思ったばかりだから、何も驚くにはあたらない。だが、前日までは見向きもしなかったところへ一斉にやって来て、実を食い散らかして去って行く、その行動を誰が指揮するでもなく、本能に従って果たすのは、鳥たちが自然のリズムに則って生活しているからであり、その正確さには驚嘆するばかりだ。
 
 標的となる木は、塾舎と川を挟んだ向かいにある家の庭にあるクロガネモチの木(ネット検索して、多分これじゃないかと思うんだけど・・)。冬の間中小さな赤い実をびっしりつけていたのが、やっとヒヨドリたちには食べごろになったのか、最初は三々五々やってきたのが、次第にものすごい数の集団が集まってきて、まさに鈴なりになって実を啄ばんでいた。その様子をカメラに収めようとしてみたが、少しでも物音を立てると、一気に逃げ去ってしまうため、遠く離れたところから望遠で撮影することしかできなかった。そのため、迫力に欠けた写真しか撮れなかったが、その中でも上出来の部類に入るものを何枚か載せてみる。


 ヒヨドリが集まってきているのに気がついたのは、11時ごろ。塾舎の事務室に座って眺めていたら、どんどん数が増えてくる。さほど鳴き声を上げたりもしないので、羽音のほうがバタバタうるさいくらいだ。赤い実がどんどん減っていく・・。
 




 鳥が大嫌いな私でも、さすがに部屋の中にいて、かなり離れた所から見ているだけなら、さほど恐怖を感じないですむ。数えたりはしなかったが、50羽以上はいただろう。そんなに大量のヒヨドリが1本の木をめがけて次から次に飛んでくる様子は、さすがの私も圧巻だと思った。しばらく我を忘れて、じっと眺めていたが、お昼になってお腹が空いたのでいったん自宅に戻った。


 昼食を食べ終えて塾舎に戻ってきたら、ヒヨドリは1羽残らずいなくなっていた。後に残った木を見ると赤い実はすべて食べ尽くされていた・・。すごい!!なんて早業だろう。
 
 いったいあの大量のヒヨドリはどこから来て、どこへ飛んでいってしまったのだろう。まさか広島から飛んできて、神奈川方面に飛び去って行ったなんてことはないよな。
 報告を待ちたい・・。
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