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馬蹄

 最近入塾した名古屋の私立中学に通う生徒の英語の教科書を読んでいて、ちょっと驚いた。馬蹄を魔除けとして使う習慣があると書いてあったが、私の塾の大きな表札にも馬蹄が打ち付けてあるから、それは目新しいことでもなかった。だが、その文には馬蹄を「U」字型に打ち付けると書いてあり、写真まで貼付されていたのを見てびっくりした。というのは、塾の馬蹄は「∩」型に貼り付けてあったからだ。


 この馬蹄、もう15年近くも前に、妻が横浜で「魔除け」として買ってきた物だ。当時の私は、「また変な物を買ってきたな」くらいにしか思わなかったが、妻の好意を無にするわけにも行かず、おとなしく塾舎の玄関口にある表札に打ち付けておいた。それ以来、ほんのたまにしかその存在に気付かないできたのだが、今頃になって上下逆さまに貼っていたのが分かってしまうなんて・・、どうしたらいいだろう。だが、本当に打ち付け方が決まっているのかどうか、少しばかり疑心暗鬼でもあったので、Wikipdiaで調べてみた。

 【魔除けとしての蹄鉄】
 扉に留められた蹄鉄は魔除けになると信じられている扉に蹄鉄をぶら下げると魔除けになると信じられている文化圏があり、多くの国では幸運のお守りとも見なされている。一般的な迷信として蹄鉄の鉄尾(末端部分)が扉に留められていれば、幸運が舞い込むというものがある。しかし、両端が下に向いていると不運が舞い込むともいう。ここら辺りは文化圏によって異なり、2つの鉄尾が下を向いていれば幸運が舞い込むというものもある。むろん、蹄鉄が普及しなかった国ではこういった風習は見られない。ただし、日本でも自動車のフロントグリルに蹄鉄を模したアクセサリーを付けることが流行った時期がある。さらにそれは、馬は人間を踏まないということから、交通安全のお守りとして蹄鉄を自動車に付けたという説がある。

 この文面で見る限り、やはり「U」字型の方がよさそうだ。見た目も「U」の方が「∩」よりも勢いがありそうだ。「∩」でも今まで大過なくすごしてきたのだから、変えなくてもいいのかな、と思ったりもしたが、やはりここは世の趨勢に従った方が良いだろう。ということで、思い切って変えてみた。


 
 これで、少しでも多くの幸運が舞い込めば嬉しいのだが・・。
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