★ スーパーで買い物をしていてふと思った。発泡トレイやプラスチック容器など、改めて見てみると石油関連の容器が多いなぁ。それに飲み物はペットボトル。循環型社会ということで、スーパーの袋もゴミ袋も有料化の流れだが、発泡トレイやプラスチック容器は今後何に変わっていくのだろう。昔はどうしてたんだろう。
★ 肉類は竹の皮だったかな。野菜の包装は新聞紙だった。弁当箱だって新聞紙に包んでいたなぁ。魚はどうしていたかなぁ。ビニール袋はあまりなくて母親は買い物かごをさげていたように思う。
★ 私が生まれたのは1958年。日本の経済成長とともに成長してきた。東京オリンピックの聖火リレーも母に連れられて見に行った。幼稚園では開通した新幹線を見に行った。小学6年生のときに万国博覧会があった。「21世紀は日本の時代」と信じ込んでいた。
★ テレビを見て育った。「ひょっこりひょうたん島」を見るのは日課だったし、鉄腕アトム、鉄人28号、エイトマンからはじまって、巨人の星、あしたのジョー、タイガーマスクと続いた。
★ インスタントラーメンを食べ、カップヌードルができたときにはフォークで食べると言うスタイルに驚いた。レトルトのカレーもよく食べた。定番はボンカレーとククレカレーだった。
★ 英語の勉強をするといってカセットレコーダーを買ってもらった。実際は深夜ラジオばかり聞いていた。「ヒットでヒットバッチョンと行こう」の浜村淳さんの曜日とKBSの「ズバリク(?)」「ハイヤング京都」「丸物わいわいカーニバル」などを聞いていた。
★ 大学の授業で電卓がいるということで当時は3万円もする関数計算つきの電卓を買った。ワープロの存在を知ったのは大学院生の時代だった。それまではせいぜいタイプライター。コピー機も青焼きか謄写版がメインだった。父がビデオデッキや電子レンジを買ったのもこの頃かな。当時はビデオテープが1本3000円もしていた。今なら100程度だ。
★ レコードはCDに代わり、カセットテープはMDに代わっていった。
★ パソコンに始めて触れたのは20歳も後半。最初は足し算や引き算のようなものをわざわざパソコンを使ってやっていた。何をする機械なのかがわからずに恐々触っていた。ワープロとしてはまだ「文豪」などのワープロ専用機のほうが使いやすかった。
★ 次第に表計算をするにはパソコンが便利だとわかった。「ロータス123」が活躍してくれた。マクロ命令をプログラムしては楽しんでいた。でも当時はまだMS-DOSだった。
★ スーパーファミコンを買って遊んだ。それからプレイステーションに買い換えて、更にプレイステーション2に買い換えた。ゲーム機も情報量が飛躍的に増えた。
★ 携帯を初めて持ったのは、もう30歳になってからだった。当時の携帯は重かったし電波の状態も悪かった。インターネットを始めたのは40歳少し前。インターネットによってパソコンは飛躍的に進歩を遂げたね。接続方法も電話回線→ADSL→光と数年の間に変化した。
★ 大量生産・大量消費社会から循環型社会へ、そして電子機器の発達はめざましいものがあったなぁ。振り返ってみると50年足らずの人生でこんなに大きな変化を体験するのも歴史上珍しいのではないだろうか。ちょうど産業革命期のイギリスなどテンポは違えどもこんなものだったのかも知れない。
★ これだけ科学技術が進歩し生活が変わっていけば、社会にひずみがでるのも仕方ないか。これからどうなっていくのか楽しみでもあり、不安でもある。