☆ 吉本ばななさんの「うたかた」(角川文庫)を読んだ。
☆ ある家族の物語。登場する父も母も私もそして「兄」も、普通の家族と何かちょっと違う。何かちょっと不安定で、お互いにその不安定さを支えあって過ごしている。微妙なバランスを感じた。
☆ 「私」の視点が書かれている。身勝手な父親。父とは言うが同居はしていない。「私」はどうも嫌っているようだ。自由奔放な母。父とネパールに行って、そこで精神のバランスを崩して、帰国後はうつ状態。「兄」の嵐は、母の友人の子で、父の家の庭に置き去りにされていた。「私」と嵐はほのかな恋心を温めつつあるようだ。
☆ メロドラマになりがちな家族の風景だけれど、不安定さがスリリングだった。
☆ ある家族の物語。登場する父も母も私もそして「兄」も、普通の家族と何かちょっと違う。何かちょっと不安定で、お互いにその不安定さを支えあって過ごしている。微妙なバランスを感じた。
☆ 「私」の視点が書かれている。身勝手な父親。父とは言うが同居はしていない。「私」はどうも嫌っているようだ。自由奔放な母。父とネパールに行って、そこで精神のバランスを崩して、帰国後はうつ状態。「兄」の嵐は、母の友人の子で、父の家の庭に置き去りにされていた。「私」と嵐はほのかな恋心を温めつつあるようだ。
☆ メロドラマになりがちな家族の風景だけれど、不安定さがスリリングだった。