★ いよいよ京都の私立高校入試が明日に迫った。さすがに緊張が高まっているせいか、今日も朝から塾生が最後の調整に頑張っている。「あきらめたら、そこで試合終了」(「スラムダンク」安西先生)。最後まで粘ってもらいたい。
★ 彼らを見守りながら、今日は赤川次郎さんの「幽霊列車」(文春文庫)から「凍りついた太陽」を読んだ。
★ 真夏の海で、久々の休暇を楽しむ警視庁の宇野警部と女子大生の永井夕子。二人のいるところに事件あり。(まるでコナンくんのように)。年の差が20歳もあるこのコンビが、事件を解明する。
★ 今回の事件。宇野警部と夕子が出会ったある婦人と3人の子どもたち。平和そうな家族だが、この婦人、柄の悪い男にどうやらゆすられているようだ。そして、この男が殺される。その死因が、真夏だというのに凍死だという。そこで二人の謎解きが始まる。
★ 赤川作品は文体が軽妙なので、すらっと読める。眉間にしわを寄せて読まずに済むのが良い。
★ 「幽霊列車」は、田中邦衛さんと浅茅陽子さんでドラマ化されたのが懐かしい。1978年の作品だという。もう半世紀近く前になったのか・・・。