じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

石田衣良「スローグッドバイ」

2025-02-11 15:23:58 | Weblog

★ 少し前、近くの高校の国際コースを受験されるという母娘が突然、塾に来られた。中国の方で日本語はほとんどできない様子。英語での会話となったが、私も久しぶりの英会話でドキドキしながら応対した。

★ それから数回来塾された。「ここぞ」とポケット型の翻訳機を購入し、それでのやりとり。AIの進化は著しい。さすがに固有名詞は難しそうだが、普通の会話はごく自然な文で表現してくれる。それも英語だけではなく、中国語、韓国語はじめ世界の多くの言語に翻訳できるというから優れモノだ。

★ 昨日は試験が終わったと報告に来て下さった。合格されることを願うばかりだ。

★ さて今日は、石田衣良さんの「スローグッドバイ」(集英社文庫)から表題作を読んだ。2年間同棲した20代の男女がちょっとした行き違いから別れることになったという話。

★ 二人はこの日「さよならデート」をする。2年間の思い出をたどりながら、彼が住む横浜の町を歩く。

★ どこにでもあるような男女の別れ。それでいて、読者をひきつけるのは作家の筆のうまさだ。

★ テレサ・テンの「別れの予感」、かぐや姫の「神田川」、風の「22歳の別れ」など、古い歌を思い起こした。私にも20代があったなぁ。

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